出版社内容情報
今最も注目される詩人・最果タヒによる大人気WEB連載書籍化!10代のときの劣等感に光を当てたエッセイ集。
内容説明
コンプレックス・プリズム、わざわざ傷をつけて、不透明にした自分のあちこちを、持ち上げて光に当ててみる。そこに見える光について、今、ここに、書いていきたい。
目次
天才だと思っていた
わたしのセンスを試さないでください。
謙虚殺人事件
本気の「好き」じゃないんじゃない?
「変とか言われて喜ぶやつは凡庸だ」
慰めたいとは思うけど。
生きるには、若すぎる。
私はだれも救えない。
成人の日に。
正しさを気取っている。
何もしたくないわけではないし、できないわけでもないが、しない日。
この良さが、わからないなんてかわいそう。
話すのが苦手って、本当?
自分大好きちゃん
憧れは屈辱。
心をあなたに開かない。拝啓、私は音痴です。恋愛ってきもちわるわる症候群
「悪い人なんていないと思う」
音楽に救われたことがない。
どうか話しかけないでください。
全てはにわかから始まる。
私は、バカじゃない。
どうか味方ができませんように。
優しさを諦めている。
結論至上主義破壊狂想曲
言語化中毒
著者等紹介
最果タヒ[サイハテタヒ]
1986年生まれ。2004年よりインターネット上で詩作をはじめ、翌年より「現代詩手帖」の新人作品欄に投稿をはじめる。2006年、現代詩手帖賞を受賞。2007年、詩集『グッドモーニング』を刊行、中原中也賞受賞、2012年詩集『空が分裂する』。2014年、詩集『死んでしまう系のぼくらに』刊行以降、詩の新しいムーブメントを席巻、同作で現代詩花椿賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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