出版社内容情報
息子の出産を機に、歪んだ男性観の矯正に挑む!娘のあとに生まれた赤ちゃんは男の子だった。それがなんか嫌……このままではいけない!己の歪んだ男性観の矯正に挑むド直球エッセイ。
内容説明
男尊女卑な社会に怒り、男を憎んでいた女が妊娠したのは男の子だった―。
目次
第1部(ファミレスでZさんに聞いた話―母親による子どもへの男女差別(前編)
ファミレスでZさんに聞いた話―母親による子どもへの男女差別(後編)
もしかして、男の体が嫌いなのか
男の子は、岡本太郎が好き?!
「男の子だから」「女の子だから」という非合理 ほか)
第2部(産後の大暴れと父からの返信;モラルハラスメントと金;昭和生まれのヤドカリ性;夕飯作りを休みたい;息子の視線にドキッとするヤバい私 ほか)
著者等紹介
田房永子[タブサエイコ]
1978年東京都生まれ。2001年第3回アックスマンガ新人賞佳作受賞。母からの過干渉に悩み、その確執と葛藤を描いたコミックエッセイ『母がしんどい』(KADOKAWA/中経出版)を2012年に刊行し、ベストセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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あっか
60
母がしんどい・キレるわたしをやめたいなどが有名な田房永子さんのエッセイ最新作。怖いもの見たさでつい読んでしまう作家さんです。最後に導き出されたワークが、え、そこだったの!?と衝撃すぎました😆男の子の育て方を真剣に考えるところから始まり、最後は夫とのセックスが週3回になった、に確かに辿り着くのですが、そこまでの長い道のりが紆余曲折波乱万丈過ぎる!でも自分が辛かったことを正面から認めるなど、すごく大事なことも書いてあります。田房さんの著書を読むと、そこまで思考して生きてるなんて凄い…といつも思わされる。2019/06/27
どあら
23
図書館で借りて読了。こんな色々考えてたら疲れるよ〜😞 2021/12/13
やーやーやー
13
男の子を育てると男がわかる本だと思って読んだが全然違った。前半は男に対する感情がどうやって育ってきたか、後半は子育て初期の苦悩と夫との関係について。夫婦って難しい。1番わかり合いたいのに1番衝突する。本音を言えず間違った気持ちが伝わってしまったり。人間力が試される。お互いに好きな気持ちがあるうちは、何度でも修復可能であると思う。ハナミヅキの歌を歌いたくなった。2020/06/23
鳩羽
12
著者は第二子である男の子を妊娠し、一人目の女の子のときには感じなかった違和感、不安、ショックな気持ちを持つようになる。ママ友が言う「男の子は可愛い」「女の子は可愛くない」 への疑問を突き詰めていくうちに、男性への不信、男性からの加害の記憶、男性社会の弊害のような家族との不和に苦しめられていることに気づいた著者の、体験や分析をまとめたエッセイ。一般化するのが難しいテーマだが、カウンセリングや占いなど、やはり個人的な部分が強く出ていたと思う。雑多なことで埋め尽くされそうになる日々のリアリティには共感できた。2020/01/11
さなごん
9
細切れに読んでた。でも最後の方で全部つながった感じ。そういうことかあ。私も男性的支配的な部分あるかも。もう一度夫婦の関係を見直してみてもいいのかもしれない2019/12/28