出版社内容情報
時代の節目だからこそ、ふり返りたい「日本の美」! なぜ、日本美術は、海外でこれほどまでに熱狂を生むのか。そうした疑問は、平安時代から続く日本の美意識を理解するとたちまちわかります。楽しみ方がわかれば日本美術が好きになる!
内容説明
絵巻物、水墨画、狩野派、浮世絵、奇想の系譜まで国宝級の名画を鍵に、日本美術の「継承」がわかる。
目次
第1章 知的教養人が理解している日本美術の醍醐味(実はわかりやすい日本美術の世界;日本美術のディープさの「正体」;押さえておきたい日本美術史)
第2章 知的教養を育てる日本美術読み解き―平安時代後期から室町時代まで(平安時代後期;鎌倉・南北朝時代;室町時代)
第3章 知的教養を育てる日本美術読み解き―桃山時代から明治以降(桃山時代;江戸時代中期;明治以降)
第4章 日本美術の知的な鑑賞作法(日本人の「美の好み」を理解する;「美の描き方」を理解する;人と差がつく3つの味わい方;日本美術の鑑賞いろは)
著者等紹介
秋元雄史[アキモトユウジ]
1955年東京生まれ。東京藝術大学大学美術館長・教授、および練馬区立美術館館長。東京藝術大学美術学部絵画科卒業後、作家兼アートライターとして活動。1991年に福武書店(現ベネッセコーポレーション)に入社、国吉康雄美術館の主任研究員を兼務しながら、のちに「ベネッセアートサイト直島」として知られるアートプロジェクトの主担当となる。2001年、草間彌生『南瓜』を生んだ「Out of Bounds」展を企画・運営したほか、アーティストが古民家をまるごと作品化する「家プロジェクト」をコーディネート。2002年頃からはモネ『睡蓮』の購入をきっかけに「地中美術館」を構想し、ディレクションに携わる。開館時の2004年より地中美術館館長/公益財団法人直島福武美術館財団常務理事に就任、ベネッセアートサイト直島・アーティスティックディレクターも兼務する。それまで年間3万人弱だったベネッセアートサイト直島の来場者数が2005年には12万人を突破し、初の単年度黒字化を達成。2006年に財団を退職。2007年、金沢21世紀美術館館長に就任。国内の美術館としては最多となる年間255万人が来場する現代美術館に育て上げる。10年間務めたのち退職し、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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榊原 香織
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みみりん