考えすぎない生き方―禅僧が教える

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考えすぎない生き方―禅僧が教える

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784479393139
  • NDC分類 188.84
  • Cコード C0095

出版社内容情報

なにものにもわずらわされない生き方の実践 思考の99%を支配する煩悩から解放されて軽やかに生きるために、禅・マインドフルネスの世界で最も注目される僧侶が説く実践的禅!

内容説明

突然あらわれる怒り・妬み・孤独・怖気・心配・後悔―あの人、あのこと、反応する心を休ませる。米国で17年禅を指導した僧侶による、対人関係が変わるヒント。ブッダが見つけた、「今、ここ」を幸せに生きる方法。

目次

第1章 執着をはなつ―人生の正体が明らかになれば、心は落ち着く(一切合切に対する悩みは、否認から生まれる;「私は悪くないのに」という思いから離れてみる ほか)
第2章 自分をひらく―思考の99%を支配する自我から抜ける(自己を学びほぐすところに人生がある;みんな、ちっぽけな「世界」に没入している ほか)
第3章 ひと呼吸おく―マインドフルでいられる心になるために(流行りのマインドフルネスでは、心を休ませられない;苦しみは「痛み×抵抗」、幸せは「快感÷執着」 ほか)
第4章 いきなり坐らない―坐禅する手前のオリエンテーション(坐禅が坐禅になることを妨げる「蓋」がある;「悪魔を悪魔と知る」ということの持つ力 ほか)

著者等紹介

藤田一照[フジタイッショウ]
曹洞宗僧侶。1954年、愛媛県生まれ。東京大学卒業。同大学院教育学研究科教育心理学専攻博士課程中退。29歳で僧侶となり、33歳で渡米。マサチューセッツ州ヴァレー禅堂住持を務めるかたわら、近隣の大学や瞑想センターで坐禅指導に携わり、2005年帰国。2010年より曹洞宗国際センター所長(2018年3月退任)。アメリカの大手企業でも坐禅指導を行う。神奈川県葉山を拠点に坐禅の研究、指導にあたるほか、オンライン禅コミュニティ「大空山磨〓寺(たいくうざんませんじ)」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

太郎丸

9
 仏教の精神に対するアプローチ方法はやはり非常に現実的で、有効だと改めて感じた。煩悩を抑圧や逃避でコントロールするのではなく、常に変化し続ける世界の中で起きる一つの現象として捉え、それが起こり、流れていくのを観察する。それができるようになることで、やがて煩悩に振り回されず、より深いレベルで生を身体的に知覚できるようになる。  ただ、これを意識のレベルだけで理解するだけでは、理想の自己像と現実のギャップに悩むと思う。その為に座禅という身体的アプローチが有効なのかな、と思う。体験してみたい。2020/08/23

Ryosuke Kojika

9
鼎談本から知った禅僧の1人。山口氏より藤田氏の方がしっくりきた。仏教の言葉から真理に向かおうとする姿勢が好きかも。というか、ブッダの言葉が真理ですかね。手垢にまみれた仏教用語の塵を掃除してくれている感じ。そして、永井哲学と仏教の親和性を感じる。〈私〉が存在していることに、宇宙の原理原則の一切の否定はない。さらに全肯定の存在としての〈私〉から外側を見るのではなく、内なる視点を持ちたい。俄然、坐禅に興味。ただあるがままな〈私〉を感じることはできるのだろうか。2020/06/04

門哉 彗遙

6
人間関係に行き詰まった人のために執筆された本だとか。たしかに考えすぎるのは良くないとは分かる。それがポジティブな方向なら良いが、そうでなければ、暗い夜道から抜け出せなくて堂々巡りをしているようなものだ。考えすぎないようにするには、どうしたら良いかを考える本である。筆者はその手法として「坐禅」を提案しているが、坐禅の手法はほとんど書かれていない。またカタチだけの坐禅ではいけないことも書かれているので、大いなる助走ということかな、坐禅へのね。2025/02/28

Ryosuke Kojika

5
再読。ありのままを受け入れることが受け入れられない。前提として「諸行無常」への絶対的な信頼が必要なんだと理解。それがないと、痛みや感情に抵抗する。抵抗するとその痛みや感情が苦へとつながる。なるほどなるほど。その時に痛みや感情は存在するが、それが続くのが嫌だと思ってしまいがち。そして、それをどうにかしようと足掻く。足掻いてもそれ自体は取り去ることはできない。なんせ、私というのは一切の否定が付け入る隙のない自然の存在だから。自然な私が、意思によってどうにかなるものか。ここでも言いたい、その痛みや感情を味わう。2020/10/27

shimashimaon

4
小池龍之介と草薙龍舜に続き、わかりやすく仏教を説明してくれる著者に出会いました。アメリカで坐禅教室を開設していたという経歴から、英語を混じえた解説があることが特徴です。坐禅の心構えはRAIN。煩悩が立ち現れたら、Recognize(ただあると認める)、Allow(存在してもいい)、Investigate(なんであるのか探求する)、Non-identify(それらを自己と同一化しない)。呼吸に集中するとか決まったメソッドに従うマインドフルネスと異なり、仏教の坐禅は「しない」ことに着目するのだと言っています。2022/02/22

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