内容説明
「正しい」や「間違っている」で結論を急がない。矛盾する自分と折り合いをつける。「正論」を笑い飛ばして主体的に生きるインディアンの知恵の書。
目次
1 「自分」を受け入れる(「あるがまま」を求められる儀式;弱い自分をさらけ出すということ ほか)
2 「恐れ」を飼い慣らす(シリアスになりすぎると大切なものが見えなくなる;自分の限界をつかむ ほか)
3 自分の「芯」を強くする(人の根っこは「自己肯定感」;評価されなくても「自分」は「自分」 ほか)
4 ひとりで生きようとしない(家族は拡大していくもの;「ヘルプ」が出せてこそ一人前 ほか)
5 本当の「誇り」と「自信」を手にする(「物の扱い」は「友人の扱い」;「心の窓」を開くと強くなる ほか)
著者等紹介
松木正[マツキタダシ]
1962年、京都府伏見生まれ。キャンプカウンセラー、YMCA職員などを経て環境教育を学ぶために89年渡米。サウスダコタ州ラコタ(スー)族の居留区でYMCAのコミュニティ活動にかかわりながら、彼らの自然観、生き方、伝統儀式などを学ぶ。帰国後、インディアンの儀式を取り入れた環境教育プログラムを展開。現在、神戸で「マザーアース・エデュケーション」を主宰し、キャンプの企画や指導、企業研修、公立高校での人間関係トレーニングなど、環境教育を軸に幅広く活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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とまと
7
自分がうれしくなることを積極的にやろうと思った!松木さんの本めちゃいいのに登録数が少ないなあ。2019/04/29
テツ
7
ネイティブアメリカンの思想や世界の捉え方が好きなので購入。薄っぺらな自分探しの果てにたどり着く、もともと自分がそう創り上げようと心のどこかで想定していた自分などではなく、本来の『あるがままの自分』にたどり着き、自分として生きていくこと。自分を受け入れ、仲間を、自らを包むこの世界を、自然を信じてあるがままを受け入れる。ああ、そう生きてみたいと心の底から思う。いつかネイティブアメリカンの方々の居留地に行ってみたい。2014/05/03
FOTD
4
偶然、古書店で見つけて購入した。インディアンに興味があったので、大変興味深く読めた。結局のところは、自己肯定感なのか、と理解した。あるがままの自分を受け入れて、主体的に行きて行くのだ。普段、こういうことを意識して来なかったので、とても勉強になった。2019/03/19
しゅんぺい(笑)
3
松木さんの本は前から読んでみたかったのもあって、新刊が出たので読んでみました。 まず、タイトルがあったかい。 自己肯定感を持ちながら生きていくことについて書かれているのであるが、キーワードとしては自分をさらけ出すこと、他人のそのまんまを受け止めること、だと思いました。 このひとが経験してきたインディアンの儀式がどういう意味を持っているのか、はっきりとはわからへんけど、きちんとした哲学を持ってこういう風に考えているのが、いいなあと思いました。 乙武さんと似てるかも。一度話してみたい。2013/04/13
K
2
ネイティブアメリカンの名言集的な本かと思ったら関西弁が出てきて??となった。インディアンなりてぇと思ったけど隣の芝が青いだけかも?2020/11/20