内容説明
「生い立ちと家族の肖像」「最先端技術へ懸けた夢」「“技術者の心”を求めて」「輝ける評価のかたち」「エンジニアとしての夢と希望」―これまで彼が研究者生活のなかで描いてきた“夢”を見つめ、独自の“人生哲学”を模索する。彼の偉大な功績は、まさに稀有な才能と努力から生まれたものである。田中さんはいかにノーベル賞を受賞するに至ったのか。“世界で最も有名になった生涯一エンジニア”の生き方のすべてを明かす。
目次
1章 少年期に育んだ研究心―生い立ちと家族の肖像(故郷富山の風景;父親から学んだ職人気質 ほか)
2章 研究者人生の歩み―最先端技術へ懸けた夢(発明王を生んだ企業;専門外の仕事を任された最初の配属 ほか)
3章 一会社員がノーベル賞をとるという意味―“技術者の心”を求めて(受賞直後に始まった祝福の嵐;日本人女性が描く“理想の夫”像 ほか)
4章 “技術者の鑑”に向けられている視線―輝ける評価のかたち(周囲からの賞賛;自ら道を切り拓いて投じた一石 ほか)
5章 人の命を救いたいという志―エンジニアとしての夢と希望(バイオテクノロジー全体のなかでの質量分析計の位置;DNA解析が終わったいまだからこそ役立つ技術 ほか)
著者等紹介
黒田龍彦[クロダタツヒコ]
1966年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒。出版社勤務を経て、現在は、偉業を成し遂げた人物や、世界を舞台に活躍する日本人の生き方に関する評伝をおもに執筆している。また、国際文化研究も行い、アジア各国で発行される日本人向け月刊誌にも寄稿している。興味のあるテーマは、日本人としての良質な部分を失うことなく、国際社会で自己表現ができ、通用する新しい日本人像
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