内容説明
「暗い気分になる」「ざわついて落ち着かない」…。日々の不安や心配ごとに振り回されず行動的に生きられるようになる、ブッダの心の健康法。私たちは人生のスタートラインから、心配や不安と伴走しながら生きています。自分を測ろうとするのは、そんな状態を解消するためです。心配や不安を和らげてやがてなくしていくためには、「慢」を中心とした心のしくみを知って、コントロールしていく必要があります。
目次
第1章 なぜ不安になるのか?―自己評価という落とし穴(あれもこれも不安で仕方がない;未来を知ることは誰にもできない ほか)
第2章 不安のしくみ―自己評価のカラクリを知る(「測る」心は3種類;心にある「慢」は9種類 ほか)
第3章 幸・不幸を司る「心」のしくみ―自己評価と煩悩家族(「正しい」は人それぞれ;上手くいくほど「私は正しい」!? ほか)
第4章 心を使いこなして幸せになる―自己評価で成長する方法(心の免疫機能を働かせる;自己評価と上手につき合う ほか)
第5章 心配ごとをブッダに相談してみよう(Q将来の心配 老後の生活のことが不安で仕方がありません。A 将来のことを心配するよりも、今に最善を尽くします。;Q将来の不安 パンデミックがまた起るのではないかと心配です。A ウイルスの流行は自分の管轄外のこと。 ほか)
著者等紹介
スマナサーラ,アルボムッレ[スマナサーラ,アルボムッレ] [Sumanasara,Alubomulle]
スリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)長老。1945年、スリランカ生まれ。13歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとったのち、1980年に国費留学生として来日。駒澤大学大学院博士課程で道元の思想を研究。現在、宗教法人日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と瞑想指導に従事し、ブッダの根本の教えを説きつづけている。朝日カルチャーセンター(東京)の講師を務めるほか、NHKテレビ「こころの時代」などにも出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。