内容説明
年の初めに芽吹く若菜にちなんだ「若菜色」、夜明け頃赤く染まる東の空を表す「東雲色」、中間を表す紫「半色」、思いの色「緋色」。花鳥風月、旬の食材、年中行事や祭り…。日々の暮らしから彩られる日本の色と美しい配色を四季折々に味わいます。伝統色のカラーコード付きで、お手本にするだけで和の色が作れ、色を扱うあらゆることに役立ちます。
目次
晩冬から春(一月―睦月 晩冬;二月―如月 初春;三月―弥生 仲春)
晩春から夏(四月―卯月 晩春;五月―皐月 初夏;六月―水無月 仲夏)
晩夏から秋(七月―文月 晩夏;八月―葉月 初秋;九月―長月 中秋)
晩秋から冬(十月―神無月 晩秋;十一月 霜月 初冬;十二月―師走 仲冬)
著者等紹介
桜井輝子[サクライテルコ]
東京カラーズ株式会社代表取締役。人に役立つ色彩の提案、企業の商品をより魅力的に演出するためのカラーコンサルティングや企業研修、色彩教材の企画制作などを手がける。2014年に日本人として初めて、スウェーデン国家規格ナチュラルカラーシステム(NCS)の認定講師資格を取得。2023年よりAdobeことはじめクリエイティブカレッジ・色彩学講師を担当。日本色彩学会正会員・色彩検定協会認定講師・インテリアコーディネーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベローチェのひととき
11
本屋さんを物色していて気になって入手した本。オールカラーの綺麗な本は好きである。十二ヶ月に関して、各月毎に代表する色を色名の由来を併せて8色ずつ紹介している。日本の季節の移ろいを感じさせる美しい本でした。最近、新暦と二十四節気については何となくしっくりしてきましたが、旧暦は今だにピンときません。文月(7月)が秋ですからね。おかしいですよね。2025/05/25
量甘
7
四季折々に合った日本の色を草花や動物、天候、しきたりなどの写真とともに色名の由来や色にまつわる物語を紹介している。季節の移ろいを感じさせてくれる色からは、日本の色の豊かさと奥深さが伝わってくる。写真が美しい。2025/05/31
kaz
2
この微妙な違いを区別できるかが問題。図書館の内容紹介は『二十四節気、五節供など季節ごとに古くから伝わる和の色と四季との深い関わり、名前の由来や色の使い方をオールカラーで紹介。かさねの色目も季節ごとに収録する。カラーコード付き』。 2025/01/07
かつ子
1
日本の伝統色を、十二か月ごとに写真やイラストとともに紹介しており、その色名の由来も説明している。カラーコードが付属しているので、この色良いな…と思ったらすぐに使えるのが嬉しい!2025/03/06