出版社内容情報
たいていの物事は、いいことと悪いことの抱き合わせ
人間が変わるために真面目さと不真面目さの両方がいる
何かいいことをしようとすれば、人間は疲れることを覚悟しなければならない。
けれどもこれはやるべきだと考えると、計画を遂行し、後でヘトヘトになって後悔したりもする。
しかしそれでいいのではないか。
長く生きるというのは面白い!
*生きることは変わること
*老いの狡さと楽しみ
*夫婦は他人と関わる究極の関係
*会ってその人の顔を見ただけでも
*思わぬ再会は人生の彩り 他
人間の本質を描き出す珠玉のエッセイ
内容説明
たいていの物事は、いいことと悪いことの抱き合わせ。人間が変わるためには真面目さと不真面目さの両方が要る。長く生きるということは面白い!
目次
第1章 たいていの物事は、いいことと悪いことの抱き合わせである
第2章 完全な善人も完全な悪人もいない
第3章 人間のすることに完璧などない
第4章 会って、その人の顔を見るということ
第5章 凡庸ほどむずかしいことはない
終章 何事にも充分に出逢ってから死ぬのがいい
著者等紹介
曽野綾子[ソノアヤコ]
1931年、東京生まれ。54年、聖心女子大学英文科卒業。79年、ローマ教皇庁よりヴァチカン有功十字勲章を受章。87年、『湖水誕生』で土木学会著作賞受賞。93年、恩賜賞・日本芸術院賞受賞。97年、海外邦人宣教者活動援助後援会(JOMAS)代表として吉川英治文化賞ならびに読売国際協力賞受賞。98年、財界賞特別賞受賞。2003年文化功労者となる。1995年から2005年まで日本財団会長、1972年から2012年まで海外邦人宣教者活動援助後援会代表を務める。2012年、菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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