出版社内容情報
映画『真実』主演のフランスを代表する女優が語るフレンチマダムの品格とは。美意識、仕事、愛、生き方の哲学がここに。
内容説明
2019年8月、ヴェネチア国際映画祭。是枝裕和監督の『真実』上映に先立つ会見で、カトリーヌ・ドヌーヴが会場に現れた瞬間、大きな拍手と歓声が湧き起こり、会場は熱気に包まれた。76歳を超えてもなお主役級のオファーが途切れない、ほかに類を見ない女優の、美、恋愛、人生、仕事における真実の「言葉」とは―。「恋愛においては、経験はけっして役に立たない」「“美しいですね、でもそれだけ”と言われている気がずっとしていた」「自分をつねに、ちょっとした危険にさらす必要があると思う」「小さな嘘も優しい嘘もない。私にとって嘘は嘘」
目次
はじめに―「フランス映画界の至宝」はエレガントでパンク!
1 美―センス 美しさは特権なんかではない。むしろその逆の場合もありうるのよ。(外見でひとを判断しない;「美しいけれど退屈な女性」 ほか)
2 人生―生き方 「したいこと」と「していること」の調和が何よりたいせつ。(内向的な少女時代;自分を変える決意 ほか)
3 愛―自由恋愛 出逢いがあったとき、恋愛を中心に人生を作る準備はいつでもできているわ。(結婚の意味;十七歳、はじめての本気の恋 ほか)
4 仕事―女優として 難しい仕事だと思った。だからこそやりたかった。(「偉大なレディ」と呼ばないで;決定的な出逢いと決意 ほか)
5 ドヌーヴ精神 私は、自分の欲望に抵抗することが苦手なのよ。(「偽善」を拒む精神;欲望に抵抗しない ほか)
著者等紹介
山口路子[ヤマグチミチコ]
1966年5月2日生まれ。作家。核となるテーマは「ミューズ」、「言葉との出逢い」、そして「絵画との個人的な関係」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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