内容説明
「3・11」からはじまる、小さな美術館の日常の物語。「原爆の図」を胸に抱いて歩き続ける荒野の先に過去と未来がつながっていく―。その絵画はいまも旅を続ける。さまざまな人が絵の前に立ち新たな世界へ旅立っていく。東松山の美術館から、日本各地、沖縄、韓国、パラオ、アメリカ、ヨーロッパまで―時間と空間を超えて交錯する出会いと終わりなき逡巡の日々。
目次
PROLOGUE 春の風
2011
2012
2013
2014
2015
2016
EPILOGUE 秋の夕暮れ
著者等紹介
岡村幸宣[オカムラユキノリ]
1974年東京都生まれ。2001年より原爆の図丸木美術館に学芸員として勤務し、丸木位里、丸木俊を中心に社会と芸術表現の関わりについて研究、展覧会の企画などを行っている。2016年に著書『“原爆の図”全国巡回』により、第二二回平和・協同ジャーナリスト基金奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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