出版社内容情報
なってみてわかった、50代の日常の中に現れる小さな変化。困ったこと、思いがけない嬉しいこと、先々楽しみなこと、お裾分けです。
内容説明
ひとり老後は少し先だけど…。新たに発見すること、楽しいこと、心身のバランスの取り方。ちいさな変化への工夫や受けとめ方のヒントも紹介!
目次
第1章 見た目のこと
第2章 老化のこと
第3章 暮らしのこと
第4章 からだのこと
第5章 これからの楽しみ、自分への期待
第6章 50代、後半に入りました
著者等紹介
岸本葉子[キシモトヨウコ]
1961年神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学教養学部卒業。生命保険会社勤務後、中国留学を経て文筆活動へ。日々の暮らしかたや年齢の重ねかたなどのエッセイの執筆、新聞・雑誌や講演など精力的に活動し、同世代の女性を中心に支持を得ている。18年4月よりEテレ「NHK俳句」第2週の司会を担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
38
岸本さんの30代の頃からのエッセイを読み続けていて、生活全般で随分とおせわになりました。50代を過ぎる頃から段々と合わなくなってきたと思っていての読書でした。が、あるあるが多く、また俳句の会の人間関係が良いと書かれていて、思わず参加しようかなと「よっ、前向き」まではよかったのですが、吟行となると皆の歩行速度や距離についていけないと気づく。他には60歳近くの時のエッセイも読んでいたので、この頃との違いが微笑ましい。今は「姫」好みにかわられた岸本さん。最近のエッセイも読みたくなりました。2024/01/28
きょう
9
老化を意識して便利そうな物を買ったら、いちいち教えてくれるはずの画面の文字が読めない…。あるあるに、ホッとしたり哀しくなったり。介護の時期が自分と違っていたので冷静に読めた部分もあります。終わる時がわからない、たぶん終わり方を選べないから、つい読んでしまいますね。2020/12/05
laili
4
想像した50代と実際の50代は違う、ということで、日々の生活が相変わらず面白い。すでに30代で色々と不調が出ている今、更年期を含む40代に入ることに恐怖しかありませんが、岸本さんのように穏やかに受け入れる老後に向けてのステップを歩みたいものです。2022/06/12
だぶりん
4
極端なアンチエイジングではなく加圧トレーニングを続けてみたり美容医療に興味を持ってみたり、はたまた熱中症に気をつけるとかグレイヘアに踏み切れないとか、老化と格闘中というのがひしひしと伝わってくる。文字が大きくてあっという間に読み終わるのも同年代への思いやりなのかな?2020/06/27
Ryoko
4
わかる~と思うことや、なるほど~と思うことが書かれていて面白かった。若い頃と違って無防備に写真を撮られてはいけないとか、エアコンを使うのは難しいとか、忘れっぽくなるとか。著者は若い頃と違って変化はあるものの50代を楽しんでいる。私もそうありたい。2019/11/19