出版社内容情報
人々に愛されてきた149の文様を解説!桜と楓が描かれた文様は年中使える、三枡は「見ます」に通ずる……。着物や工芸品、器などでよく見る文様の奥深い由来がよくわかる!
内容説明
知っているようで意外と知らない文様のストーリー。身のまわりのものに使われている文様を改めて見つめ直したくなる1冊です。
目次
1章 生きるための知恵と願いから生まれた植物の文様
2章 猛獣は少なく、身近な生き物達が多い生き物の文様
3章 各種の自然信仰と関係するものもある自然や風景などの文様
4章 守られたい気持ちから描かれたとされる神仏などの文様
5章 八百万神の国だからこそ生まれた乗り物、調度品、器物などの道具の文様
6章 文様の世界観がよくわかる割付文・役者文・判じ絵(悟り絵)文などの各種の文様
著者等紹介
藤依里子[フジエリコ]
和の文様研究家/日本図案化協会準会員/日本園芸文化協会会員。グリーンアドバイザー資格を持ち、主に植物文様の研究家。京都の絵師、水野惠司氏との出会いから文様知識を学ぶ。小説家、園芸家の顔も持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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mahiro
18
着物の柄や古代からの工芸品、絵画、日常何気なく使っている身の回りの物についているもの、そして日本人なら殆どの人が持っている家紋に到るまで、文様の種類と呼び方そして込められた意味などカラー頁とともにわかりやすく解説してくれる。兜の前立てのトンボ、風呂敷の唐草模様、浴衣の朝顔柄、ぶきっちょの私でさえ麻の葉模様のふきんを縫った事が・・日本の文様っていいなと思わせてくれる、気軽に読める本。2020/08/19
ベローチェのひととき
9
本屋でブラブラしていて、全ページカラー版だったので手にとり眺めていて綺麗だなと思っていたら、いつもの癖で購入してしまっていた。文様などじっくり見たことがなかったため、とても新鮮でした。植物編の文様では花札とだいぶかぶっていると思い、おかしかった。文様ひとつひとつに作った人の想いが込められており、いたく感じ入った。2020/04/20
ichigomonogatari
8
日本では本当に様々なものが文様として長く描かれてきて、またそこにはいろいろな願いが込められていることを改めて知った。植物、生き物、自然・・・よく見知っているもののほか、こんなものも?(松葉、蜘蛛の巣、コウモリ、蝉など)というもの。薬用がある植物も多い。おなじみ千鳥や犬の文様は永遠の可愛さ。目の保養にもなる楽しい本。そうそう、犬が「竹」をかぶっている意味もわかった。2019/08/30
まっつん
4
文様を眺めていても楽しい。うんちくもあり面白い。 2020/04/05
なをみん
1
2022/8/7 50%ポイント還元395円 ほとんど知らないけど知りたかったことなので読んでみた。綺麗なカラー画像だったので主にスマホで読了。日本的模様の駄洒落的意味とか色々と知ることができた。そういえば知らなかったお気に入りの柄模様の名前も知ることもできたし、これ一冊でいろんなジャンルに通じるし、お手軽に伝統文化的基礎教養がちょアップした気分。2022/08/19
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