出版社内容情報
エンタテインメントの世界で生き、闘い続けるマドンナの言葉、その人生とは。大好評の言葉シリーズ第五弾。マドンナの伝記映画も公開予定でますます目が離せない。
内容説明
「みんながそうだから私も無理っていう、みんなって何なの?」人気、実力、社会からの注目度、影響力、すべてにおいて規格外のマドンナ。2018年8月に六十歳の誕生日を迎えてなお「クイーン・オブ・ポップ」であり続ける。完璧に見えるマドンナだが、年齢や性別、世間の評価に対して、つねに「こうあるべき」と闘ってきた。数々のロマンスと別れ、六児の子育て、プロフェッショナルであること、また「バッド・フェミニスト」としての矜持など、いつの時代も世界の話題の中心にいるアーティストのリアルな言葉とは。
目次
はじめに―「闘い」続けるアーティスト
1 美と知性―究極の美は、幸福であること。
2 家族―やっと真にたいせつなものを手に入れ始めたの。
3 仕事…プロフェッショナル―私は自分を繰り返すことだけは絶対にしたくない。
4 恋愛…ロマンス―人生にパートナーは必要よ。
5 闘い―生き残るために人生のある時期、真剣に闘う必要があるの。
著者等紹介
山口路子[ヤマグチミチコ]
1966年5月2日生まれ。作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
バトルランナ-
25
ニューヨークに来た年、ナイフを喉に突きつけられながらレイプされた。今ではそれも感謝しているんだって。 エビータを演じたい情熱。監督に14枚の手紙を書いて、大統領と会見。 本当にやりたいことを見つけたらどんな人数の人にどれだけ反対されても説得する行動力。 アジア大会に参加するの部下に反対されて心折れそうになった俺に説教したい。 誰かから聞いた話や何かで読んだ「他人の体験」ではなく、すべてが自分自身の体験を通じて生まれた言葉だからこそ、そこには普遍性があり、多くの人の共感を誘う。ただセックスは奔放すぎです。2020/02/18
miaou_u
9
【再読】ゼレンスキー大統領は著名な方々に声を上げて欲しい、とメッセージ動画を発信なさったが、Madonnaほど痛烈に時の権力者を批判するInstagramを発信したアーティストは他にいないだろう。本書に書かれた彼女の言葉『私は世界の権威者すべてを相手にしているの。』『世界を変えるのは人の心。私の使命はそれをみんなに伝えること。』それを今、まさに体現して見せている。世論を先導しNoを突きつける役目は、政治家だけではないことの証明である。そして、私達は例え無力でも自身が正しいと思う世論に賛同することはできる。2022/02/27
訪問者
6
それにしても強い女性だなというのが、本を読んだ1番の感想。こういうタイプはやはりアメリカのような国でないと現れないのかもしれない。2019/07/11
miaou_u
6
思えば、一アーティストで、パワフルな女性、そんなちょっとしたイメージの片鱗しか知らなかったマドンナを意識したのは『わたしはあなたのニグロではない』に寄せたマドンナの言葉から、気になる存在になっていた。本当に強い女性なんていない。彼女もまた、独りの人間だ。本書を読んで、知らなかったことばかりの彼女のこれまでの闘いの人生、今なお闘いながらステージに立つ彼女の姿が、実像として目の前に浮かび、胸を打たれない章はひとつもなく、最後のビルボードでのスピーチに落涙。女性であることを否定するのではなく、誇りを持とう。2019/04/06
あくび
2
*️⃣セクシーな女性と知的な女性は共存できる、私が証明する *️⃣好きな男にキスすることの次に読書が好き *️⃣ヴァージンには 処女だけじゃなく 「新しい、新鮮」 という意味を込めた 性的なヴァージンに世間が反応 したのは狙い通りね✨ *️⃣人が差別するのは恐怖から 【私はいつだって世の中に問いを発したい】 感想 🍀 トップアーティストマドンナ 養子を迎え育てたマドンナ 自分の生き方を貫く女性 カッコいい 最後のページの スピーチは圧巻 読まなきゃいけない言葉です✨ 2022/07/10