出版社内容情報
ベストセラーの待望の第2弾が登場。発想力、論理力、数字のセンスなど、「知識」ではなく「知恵」を試す珠玉の良問77題!
内容説明
難しく見えるパズルでも、視点を変えるだけでスッと答えにたどり着く!子どもにも大人にも大好評のベストセラー第2弾が登場!前作に引き続き、「知識」ではなく「知恵」を試す良問を厳選。
目次
第1部 頭の柔軟体操(最初は何に火をつける?;大統領になるための条件 ほか)
第2部 思いがけない解決法(素人が将棋でプロに勝つ方法;どっちが先にゴールする? ほか)
第3部 頭がよくなる数字のパズル(不思議な数式;虫食い算 ほか)
第4部 常識を疑え(街灯は誰が点ける?;三段論法はいつも正しい? ほか)
第5部 難問に挑戦(司令官に望ましいタイプ;公平な投票 ほか)
著者等紹介
吉田敬一[ヨシダケイイチ]
北海道増毛町生まれ。法政大学工学部卒、工学博士(慶應義塾大学)。NECを経て、静岡大学教授定年退官後日本大学、北京大学および北京外国語大学(客員)の各教授などを歴任。専門は情報科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hk
22
本書最大の収穫は「三段論法の限界」についての知見だ。 …①グーはチョキより強い②チョキはパーより強い⇒①②より「グーはパーより強い」となる。だがこれは現実に即さない。つまりこの三段論法は成立しない。… といった塩梅で三段論法が必ずしも成り立たないことを簡潔に示している。これは目からウロコの発見だった。 なるほど言語化の深度(グーはチョキには勝つがパーには負けるという文言ならば…)によっては三段論法が空振りに終わることもあるのか。これはめっぽう汎用性の高い掘り出しモノの見識を得ることが出来た。幸甚である。2019/02/27
hk
16
「やり方には三つしかない。正しいやり方、間違ったやり方、そして俺のやり方だ」 オイラの名言肩たたきゾーンでくすぶっていた地縛霊フレーズが遂に日の目を見た。懲戒成仏寸前で衆目に触れることができ未練もなかろう、可及的速やかに依願成仏して欲しい。さて本書は創造力がためされる問題集だ。要は「俺のやり方」の有無が問われている。既存の雛形にはめて解を導くのが知能。前例にない問題の解答を探し続けるのが知性。つまり俺のやり方とは知性に他ならない。義務教育ではおろそかにされがちな知性に磨きをかけるためにうってつけの一冊だ。2018/03/02
てながあしなが
5
前半は好みだったんだけど、どうも後半からあんまり…って感じだった。でも、トイレ本としてはこの上なくピッタリで、上質なトイレタイムが過ごせました。前作も買うかな。2018/05/14