出版社内容情報
お金で悩まない人は、低く暮らし、高く思う。人と比べず、不要なものは持たず、でも時には贅沢に。50歳からの人生の質を高める秘訣
内容説明
老後、お金のことでくよくよせず、むだをためこまず、身軽に、自分流で、毎日を心から楽しみ暮らすには?少しのお金で人生を充実させる方法がきっと見つかる!
目次
第1章 少しのお金でも優雅に暮らす(貧しい人は、お金がいくらあっても満足しない;格好つけた「お金の使い方」は卒業しよう ほか)
第2章 老後の健康にお金をかけない(ほったらかすほど、後が怖い;年齢とともに、一日の運動量をチェックする ほか)
第3章 みっともない老い方をしない(暮らしのサイズダウンが老後の第一歩;五〇歳から「大片づけ」を真剣に考える ほか)
第4章 定年後、大切にしたい人づき合い(友達こそかけがえのない財産;孤立だけは絶対にしてはいけない ほか)
第5章 五〇歳からの充実時間の見つけ方(江戸の人たちは老年期を楽しみにしていた;貯めるばかりの人生はつまらない ほか)
著者等紹介
保坂隆[ホサカタカシ]
1952年山梨県生まれ。聖路加国際病院リエゾンセンター長・精神腫瘍科部長、聖路加国際大学臨床教授。慶應義塾大学医学部卒業後、同大学精神神経科入局。1990年より2年間、米国カリフォルニア大学へ留学。東海大学医学部教授(精神医学)を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mr.チャーリー
38
著者である保坂隆氏の精神科医としての目線で色々とアドレスしてくれます。老後貧乏や貧困老人、金融庁が発表した老後資金2000万円などなど…不安になる話題が目白押しです。本書でも紹介しているウルグアイの前大頭領ムヒカ氏の言葉「貧乏な人とは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」。保坂氏が本書で伝えたいエキスではないかと感じます。自分自身の老後はどうありたいか?自分自身の心の満足度の目標は何か?先ずはここをはっきりさせる事で気持ちが楽になるなと思いました。2019/06/21
カブ
20
「心の若さ」「心の健やかさ」が必要。夢を忘れず、自らの可能性に挑み続ける姿勢が切り札。「生きているかぎり、人生は未完成」「おかげさまで」「ありがとう」などのキーワードが沢山あった。読む時の心のありようで受け止め方はいろいろだと思う。2016/06/30
クラミ♬
18
図書館本。ちょっと読んで、たまに思い出すと心が落ち着く本かも(^^;2019/08/10
hiromura
13
50歳からは間に合わないけれど役立ちそうなので買った本。少ないお金で暮らすというよりは、いかにして老後を元気で楽しく暮らすかという感じ、どこかで読んだなという内容が多い。「親切とお節介を間違えない」の項目に書いてある人へのアドバイス、言い方に気をつけなくてはと思った。「ありがとう」はやっぱり大切。2016/05/26
kent1box
11
肩に力を入れずに読めました。そして角を折った頁が多々ありました。55歳を過ぎ翌4月からは収入も半減します。そんな中で首都圏の私立大学文系に通う娘の仕送り・家賃、住宅ローン・オートローン等の返済、就職している息子の結婚、自分たちの生活等いつも考えて不安を抱いていれば自律神経は不安定になり、高血圧を招いたり、うつ症状を引き起こしたりするなど、心身に悪影響を与えかねないと思います。なので、まずは自分の描く老いの理想の形を定めて、お金と時間の使い方に自分なりのスタイルを見つけたいと思います。また、再読してみます。2016/12/13