だいわ文庫
日本語の絶対語感

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  • サイズ 文庫判/ページ数 198p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784479305545
  • NDC分類 379.9
  • Cコード C0181

出版社内容情報

東大生支持率No.1、大ベストセラー『思考の整理学』著者、最新刊! 91歳の「知の巨人」による、子どもを「天才脳」にするための「日本語の話し方」!

内容説明

ことばの力が、知性を育む。しっかりとした「ことばの基本(絶対語感)」こそが、知的能力を伸ばす土台となる。91歳「知の巨人」が語る、子どもたちに伝えていきたい日本語の教養。

目次

第1章 誰にでもある「絶対語感」(生まれた直後から始まる、ことばの習得;こころを育てる「母乳語」 ほか)
第2章 耳のことば、目のことば(ゆっくり、かみくだいて、くりかえす;知的世界を開く「目のことば」 ほか)
第3章 はじめに、美しいことばありき(ことばは人なり;「お」ことば ほか)
第4章 絶対語感で伝える親のこころ(形式を軽んじる愚かさ;男ことば・女ことば ほか)

著者等紹介

外山滋比古[トヤマシゲヒコ]
1923年、愛知県生まれ。東京文理科大学英文科卒。雑誌「英語青年」編集、東京教育大学助教授、お茶の水女子大学教授(5年間、同大学附属幼稚園園長を兼務)、昭和女子大学教授を経てお茶の水女子大学名誉教授。文学博士。英文学のほか、読者論、テクスト論、教育論などで論考を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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あすなろ

88
【育児】母乳語〜離乳語へ。そして、α語〜β語へ。絶対語感が子供を育てる。これは外山氏の独想の説を纏めた本であった。しかし、とても勉強になった本。先ずは、ウチの子にゆっくり繰り返し話しかけたい。そして読み聞かせは、繰り返し時にはとんち物を入れて行いたい。これが母乳語〜離乳語への移行かと。我が国の子は、算数の文章題の出来が良くないそう。それは、太郎君鉛筆二本、二郎君鉛筆三本持っていて、計何本か?という質問に弱い。これに答える力がβ語。正にこれから使いたい内容の本であった。2016/05/15

54
春休みの課題本として。乳幼児期に育まれる「絶対語感」から広がり、言葉の変化、読書に至るまでが書かれています。生まれてからすぐに行う言葉の教育が、一生における言葉の力に繋がる。言葉は本当に幼い頃から、培われているんだと思いました。時代が変化すると共に、遣われる言葉が変わる。そして、絶対語感も変化している。良くも悪くも。言葉は新しければ新しいほどよい、というのではない。という文がありました。昔遣われていた美しい言葉を見返す必要もあるのかなと思いました。2016/04/06

shiozy

34
冒頭にこうある。「子供は未熟な状態で生まれてくる。目は見えず、手足を動かすこともままならない。しかし、聴覚だけは成熟した状態で生まれてくる。だから母親のことばが大事である」。なるほどと膝を打つのだが、しかしちょっと待てよ。じゃあ、ろう者はどうなんだ? 生まれた時から耳が聞こえない。そこには母親のことばは届かない。聴者にしか通用しない理論ではないか。読み進めるうちにハタと気づいた。本書に書かれている「ことば」を「手話」に置き換えて読めばいいのだと。2016/05/05

ひよピパパ

18
『思考の整理学』の著者が、日本語としての「ことばの基本」を説く。やさしい語り口だが、その奥から、日本語の本来の美しさに対する鋭い洞察があり、読みごたえあり。「『お』ことば」「室内のことば」「『命名』に表れる語感」の各章段が特に好き。2023/01/25

和草(にこぐさ)

11
子供ができた時に読めばよかったと後悔。後悔しても仕方ないので、自分自身のこれからの言葉遣いを大切にします。2019/05/24

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