だいわ文庫<br> 徳川十五代闇将軍

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だいわ文庫
徳川十五代闇将軍

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  • サイズ 文庫判/ページ数 263p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784479305361
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0121

内容説明

二百六十年を超える歴史を誇った徳川幕府。日本史上最長の政権が生まれた背景には、事実上、権力を掌握し、自ら幕政を動かした「十五代の闇将軍」がいたからにほかならない。柳沢吉保、田沼意次、松平定信、井伊直弼など、悪く語られがちな闇将軍だが、実は名君であり、そうでなければ幕府はとっくに滅んでいた―。忘れられ、捏造された、真実の江戸史に迫る!

目次

第1章 幕藩体制の礎を築いた4代(初代「闇将軍」本多正信―家康から全幅の信頼を寄せられた「タヌキ親父」以上の「タヌキ」;2代「闇将軍」南光坊天海―幕府の宗教政策をひとりで完成させた「関東の大僧正」;3代「闇将軍」松平信綱―江戸時代で最大の内乱を鎮めて老中首座に上った「知恵伊豆」;4代「闇将軍」酒井忠清―生まれながらに老中を約束された後世の悪名が哀しい「下馬将軍」)
第2章 将軍の権威を超越した3代(5代「闇将軍」柳沢吉保―失政や没落とは皆無の史実 「極悪側用人」の評に異議あり;6代「闇将軍」新井白石―幕政の思想的柱石を創出したブレーンの「遅すぎた登壇」;7代「闇将軍」間部詮房―これぞ闇将軍にふさわしい「猿楽大名」の数奇なキャリア)
第3章 中興の変革期を乗り越えた3代(8代「闇将軍」松平乗邑―「暴れん坊将軍」を抑えられた唯一の忠臣は経済政策の旗手;9代「闇将軍」大岡忠光―前代未聞かつ空前絶後の幕閣 日本史上唯一の「将軍の通訳」;10代「闇将軍」田沼意次―「贈収賄政治家」の正体は貨幣社会を目指した重商主義者)
第4章 幕末動乱の一端となった3代(11代「闇将軍」松平定信―“寛政の改革”で失敗した後も影響力を保持し続けた元将軍候補;12代「闇将軍」水野忠邦―幕藩体制崩壊の序曲を聴いた「理想主義」を掲げる野心家;13代「闇将軍」徳川斉昭―頼もしいのか、ありがた迷惑か 御三家の慣例を破った「烈公」)
第5章 維新の激動期に舵を取った2代(14代「闇将軍」井伊直弼―まさに闇将軍の代名詞 幕末期最大のキングメーカー;15代「闇将軍」島津久光―外様大名ですらなかったのに幕政を揺るがせた薩摩の国父)

著者等紹介

熊谷充晃[クマガイミツアキ]
1970年生まれ、神奈川県出身。フリーライターとして編集プロダクションに在籍、後に週刊誌の専属フリー編集記者。歴史、芸能、社会時事ネタ、健康など幅広いジャンルで執筆。現在、複数の単行本を刊行しているほか、雑誌やムックでも活動中。日本史では奈良朝以前の古代や戦国時代、西洋史では古代ギリシャ時代やハプスブルク家、中国史では春秋戦国時代や三国時代、ほか世界各地の古代文明などを中心に探究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あきさお

0
とても興味深く読みました。江戸時代265年の間に起きた事件、天災などに幕府がどのように対応してきたのか、どのような人物が関係してきたのか 、ダイジェストで楽しめた。時の将軍の生い立ちた世襲の駆け引きなど普段歴史では習わないような逸話が盛り込まれ、知識が広がりました。2016/01/03

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