内容説明
鉄道の旅に出たくなる写真が満載!―実際に訪れた著者だから書けるリアルな駅の物語。
目次
第1章 西ヨーロッパ(ロンドン・ヴィクトリア駅(イギリス)
ロンドン・ウォータールー駅(イギリス) ほか)
第2章 東・中央ヨーロッパ(ブダペスト東駅(ハンガリー)
ブダペスト西駅(ハンガリー) ほか)
第3章 アジア(ウランバートル駅(モンゴル)
ムンバイ・チャトラパティシヴァージーターミナス駅(インド) ほか)
第4章 アフリカ、オセアニア、アメリカ(カイロ中央駅(エジプト)
カサブランカ・ボワヤジュール駅(モロッコ) ほか)
著者等紹介
谷川一巳[タニガワヒトミ]
1958年、横浜市生まれ。日本大学卒業。旅行会社勤務を経てフリーライターに。雑誌、書籍で世界の公共交通機関や旅行に関する執筆を行う。世界約50カ国の鉄道に乗車した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サーフ
11
世界の駅を写真付きで紹介している。紹介される駅は多くて4ページ、写真も1枚から3枚程度。世界各国の駅を「広く浅く」取り上げているといった印象。個人的には「狭く深く」でも良かったような気がする。写真も1枚だけのものは(そしもその1枚が殆どが駅の外観)駅がもつ雰囲気を感じ取ることは出来ない。もっとコンコースや駅の周辺の街の様子も収録してほしかった。また本文も駅とはあまり関係のない話に終止しているものがいくつかあり、そこも残念だなと感じてしまった。2018/05/20
おとん707
8
筆者が訪れた世界の駅、特に長距離列車が発着する駅の中から特筆する価値のある83駅を選び印象的な写真と味のある紀行文で紹介している。世界5大陸をカバーしていると思いきや南米大陸の駅は入っていない。著者によれば南米の長距離旅客列車はすでに絶滅したそうだ。私も駅を訪ねるのが好きで、数えてみたら本書掲載83駅のうち36駅訪れていた。思い出が蘇る。やはり伝統あるヨーロッパの駅が興味深いがそのヨーロッパも新幹線型が機関車牽引の列車を駆逐して旅の情緒がなくなりつつあるとのこと。コロナが明けたら早速旅に出たい。2021/02/12
bittersweet symphony
0
世界各国の駅が写真つきで紹介されているわけだけれども、ロケーションの分かる地図がないので当の駅の全体像がつかめません。駅や駅舎に関係の無い一般知識的な記述が多く、リサーチに手間のかかる基礎情報がオミットされていて非常に不親切。個人的に致命的なのは、駅/駅舎めぐりを称しながら設計者/デザイナーにはほぼ言及しない所で(出てるのはブダベスト西駅のエッフェルと紹介されている駅の「近隣」に新しく出来た駅の設計者黒川紀章のみ)、これでは暇つぶしの読み物にしかならず何のための本なのかが個人的にはわからない状態。2015/05/21
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- 和書
- 夢にも思わない 角川文庫