内容説明
北海道から沖縄まで、日本に名山と呼ばれる山は数あれど、歴史という観点から見た山は、まったく違う貌を持っています。かつて栄華を極めたゆかりの人物の知られざるエピソード、時代を動かした大事件が起こるべくして起こった場所…歴史から見た日本の山の魅力を紹介!標高5mから3776mまで、名山は各地にあり!
目次
第1章 北海道・東北編―北海道・青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島
第2章 関東編―茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川
第3章 中部編―新潟・富山・石川・福井・山梨・長野・岐阜・静岡・愛知
第4章 近畿編―三重・滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山
第5章 中国・四国編―鳥取・島根・岡山・広島・山口・徳島・香川・愛媛・高知
第6章 九州・沖縄編―福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄
著者等紹介
武田櫂太郎[タケダカイタロウ]
1956年宮城県生まれ。法政大学社会学部卒業後、新人物往来社入社。『歴史読本』ほか雑誌・単行本の編集者を経て歴史ライターとして全国各地の史跡を探訪。広報誌で「歴史の百名山を歩く」を連載し、山と歴史のかかわりに着目して現在も取材を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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moonanddai
7
再読。前も書きましたが日本の国土は山ばかり。つまり城だの寺だのがあちこちにでき、いきおい中身も「いくさ」のことが多いのですが、大分の御許山、宇佐八幡宮の記述には「からあげ」が随分スペースが割かれているW。作者はよっぽど気に入ったらしい。なお北海道の羊蹄山、日本書紀で田村麻呂が「政所を置くべし」と言われた場所とされていますが、やはり多少無理らしい…。2024/06/17
moonanddai
2
「山」というと「城」あるいは「寺」といった言葉が浮かぶように、随分と「いくさ」と「信仰」の舞台になってきたようです。そういう意味からすると「平安時代」や「戦国~織豊」時代の話題が集まっているようです。自分が行ったところは懐かしいし、行っていないところも行きたくなります。ただし、この齢での山歩きはちょっと堪えますけど…。/なお、函館山ですが、別称の記載がありませんが、あそこも「臥牛山」と(地元では)言っていたようです。地元紙のコラムが「臥牛」となっていましたから。2016/04/15
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