だいわ文庫
戦後秘史インテリジェンス

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  • サイズ 文庫判/ページ数 359p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784479302322
  • NDC分類 391.6
  • Cコード C0195

内容説明

歴史には、公開されているオモテの部分だけではなく、何らかの事情で世間には秘匿されたウラの部分がある。とくに政府機関による秘密活動、あるいは各種団体による組織的な非公然活動などが絡む場合、そうした話は表ざたにされないことが多い。水面下で何があったのか―。戦後から現代に至る日本のインテリジェンス裏面史を明らかにする。

目次

序説 日本の情報史で注目すべきキーパーソン
第1章 戦後情報秘史
第2章 KGBの謀略
第3章 アメリカ&イギリスの対日工作
第4章 北朝鮮スパイの暗躍
第5章 中国の諜報工作
第6章 狙われる日本
第7章 知られざる「公安」裏面史

著者等紹介

佐藤優[サトウマサル]
1960年生まれ。同志社大学大学院神学研究科博士課程前期修了後、外務省に入省。在英、在ソ連(ロシア)日本大使館に勤務。1995年より外務本省で国際情報局分析第一課に勤務し、1997年以降、主任分析官を務めた。鈴木宗男バッシングの最中に背任・偽計業務妨害容疑で逮捕・起訟され、一審で有罪。高裁で控訴棄却となり、現在上告中

黒井文太郎[クロイブンタロウ]
1963年生まれ。週刊誌編集者、月刊『軍事研究』記者などを経て、『ワールド・インテリジェンス』編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

James Hayashi

32
戦後の日本の諜報活動の実態など。元北朝鮮のスパイから聞く拉致事件の裏話し。工作船や麻薬密輸。ハニートラップによる上海領事自殺事件。またアメリカと中国の底流にある反日。New leftに属するMITのジョン・ダワー教授(敗北を抱きしめて著)などが反日をリードし日米同盟の解体をねらう。慰安婦問題の根も此処にあると言われる。天安門事件から外資の必要な中国と敵対するソ連が消滅し新しい敵を求めていた新左翼は躍動する日本に的を絞った。スミソニアンでの原爆展中止もこれらのグループが関わっているという。続く→2018/11/15

Tomoichi

15
戦前戦後の防諜・諜報を旧軍・自衛隊・米・英・ソ連・北朝鮮・中国と「裏の戦い」に迫る一冊。こういうのにも国民性がでるのって面白い。2021/03/14

bapaksejahtera

11
書題の佐藤優氏が分は本文に頻用される黒井氏インタビュー記事の形式であって特別な物ではなく内容も薄い。この点では羊頭狗肉。しかしインテリジェンスの戦後について詳しく書き込まれている。特に戦後GHQ情報部が対日慰撫の為に寧ろ旧軍情報部を抱込んで/抱込まれて活動し、占領後CIAに業務が引継がれるや協力者がシャッフルされる模様は頗る興味深い。KGBの対日謀略については黒井氏他書に詳しいので読み飛ばす。慰安婦や南京事件に関して中共の対日対米工作は見事と言うしか無い。それは尚現在の我が国マスコミに強く生き延びている。2022/06/06

naoto

1
佐藤優ってことで買ったんだけど、佐藤優は最初のちょこっとだけだった。スパイとか諜報とか、裏の話満載。でも、文庫本という形で読めるんだから、表の薄膜程度の話なんだろうな。意外と公開情報も情報源になってたりするんだな。2016/08/20

上田哲司

1
「ワールド・インテリジェンス」編集長の著者による裏の戦後史です。ロシア駐在の外交官だった佐藤優との対談も収録されています。戦前の中野学校や終戦直後の有末機関などの優秀な諜報戦に見られる日本人のインテリジェンス能力の高さに比べ、戦後アメリカCIAに取り込まれた日本人指導者の姿が対照的です。2007年アメリカ国務省は正式文章で『岸信介はCIAの支援で首相になった』と公表しました。今の日本の安倍首相のお祖父さんです。その他、日本を舞台に繰り広げられる世界中の諜報戦が、すべて実名で紹介されていて興味深い本でした。2013/03/24

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