内容説明
幕末の政局は大奥を抜きにしては語れない。世継ぎは慶喜か家定か。さらに、慶喜か家茂(慶福)か。将軍後継者をめぐり、女たちの権力闘争は熾烈をきわめた。姉小路(勝光院)、お美津の方(本寿院)、瀧山、篤姫(天璋院)、和宮…。感情をむき出しにした戦いが繰り広げられる。陰謀渦巻く大奥で、女たちはどう生きたのか―。
目次
第1章 徳川幕府崩壊の序曲―大奥炎上と腐敗の温床
第2章 将軍継嗣をめぐる大奥の力
第3章 内憂外患―黒船来航、将軍家慶の死
第4章 慶喜か慶福か、将軍家お世継ぎ大騒動
第5章 将軍家茂の“母”になった天璋院(篤姫)
第6章 将軍家へ嫁いだ皇女和宮
第7章 最後の将軍慶喜の女たち
第8章 主なき江戸城の女たち
終章 徳川家の女、それぞれの明治
著者等紹介
楠戸義昭[クスドヨシアキ]
1940年、和歌山県に生まれる。立教大学社会学部を卒業後、毎日新聞社に入社。学芸部編集委員を経て歴史作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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