内容説明
「構成員」と「準構成員」の違いは?「フロント企業」とはなに?ヤクザ社会でも学歴は大事?刑務所から出所したら出世できる?組員は給料をもらえる?ヤクザは税金を払っている?ヤクザ担当の刑事はヤクザとソックリ?はたして、ヤクザとは何なのか―。学校では教えてくれないヤクザ社会の裏事情を、元警視庁刑事が明らかにする。
目次
第1章 「ヤクザの組織」を学ぶ15講義
第2章 「ヤクザの人間関係」を学ぶ16講義
第3章 「ヤクザの生活・シノギ」を学ぶ14講義
第4章 「ヤクザの家族・文化」を学ぶ17講義
第5章 「ヤクザVS警察」を学ぶ9講義
第6章 「ヤクザの餌食にならない犯罪学」を学ぶ11講義
著者等紹介
北芝健[キタシバケン]
東京都出身。早稲田大学卒業。元警視庁刑事。刑事警察と公安警察の捜査に従事した。犯罪社会学および国際関係論を講じて教壇に立つ。劇画原作者、ノンフィクション作家として著書多数。沖縄剛柔流空手六段。空手・護身術道場「修道館」館長。学術社団「日本安全保障・危機管理学会」顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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kinupon
6
現代日本の一流企業にも通じる話ですね。ということは一流企業というのはヤクザや極道と同ということですかね・・・・・。2013/05/29
TSUBASA
2
対ヤクザのスペシャリストたる元警視庁刑事によるヤクザ講義。FAQ形式でよくある質問(?)に答えていく。典型的な所では倶利伽藍紋紋にパンチパーマ、ドスを片手に「オジキの敵じゃ」と鉄砲玉、みたいな世界が思い浮かぶが、もはや今はそんな面影も無いようです。つまり、そういう任侠的な世界を知りたいと思ったらちょっと予想はずれ。この本で紹介されているのは「暴力団の実体」と思った方がいい。まあそれでもそういう裏世界に密接に関わってきた元刑事の裏話はなかなか面白かった。2012/09/03
Shinsuke Mutsukura
0
私がこの手の本を読むのは、物事ってのは必ずボトルネックのほうに寄っていくというのが私の持論としてあって、この世界の情勢を理解していないと色々対策ができないからというのがあります。 昔のYASUOさんは、恰好を見ればわかりましたが、あれは彼らの善意でこういう恰好の人に近づくと痛い目を見るよという。善意があったと思います。今は、何だかわからない状態で連中もインテリになったというかあのナリでは生きていけないんだと思います。 一流企業と称する連中もYASUOさんの手法を真似てるのですから、連中対策として読んでます2015/07/18
微
0
資料。知らなかった事実が豊富にありまして、勉強になりました。ただ、鵜呑みもどうかと思うので、そこは割引きます。2014/06/22
boyblue
0
元警視庁刑事である北芝さんが警官とヤクザの違いはテストステロンを制御できるかできないかの差だけだと言っているのが興味深い。刑事とヤクザってどっちがどっちかわからない時もあるもんね。差別と貧富の格差、人間の欲望がある限りヤクザは消えることはないと断言できる。ヤクザもある程度は必要悪だ。2009/11/20