内容説明
信長は「革新」、家康は「保守」というイメージがある。家康は信長や秀吉に比べ、没個性ともいわれる。しかし、「城盗り」と「信長・秀吉との主従関係」を軸に分析してみれば、指導者としての並はずれた資質が見えてくる。優秀なブレーンをそろえた組織づくりは当時としては革新的であり、幾多の困難を乗り越え、偶然を幸運に変えるサバイバル能力は、「真の天下人」にふさわしいものだった。
目次
序幕 家康は、信長よりも革新的だった!?
巻ノ1 岡崎城攻め
巻ノ2 掛川城攻め
巻ノ3 長篠城攻め
巻ノ4 高天神城攻め
巻ノ5 上田城攻め
巻ノ6 九戸城攻め
巻ノ7 神指城攻め
巻ノ8 大垣城攻め
巻ノ9 大坂城攻め
終幕 「重荷を負うて遠き道」を歩みきった真の「天下人」
著者等紹介
外川淳[トガワジュン]
1963年、神奈川県に生まれる。早稲田大学第一文学部日本史学専修卒。歴史雑誌の編集者を経て、歴史アナリストとなる。歴史ファンとともに古城や古戦場を巡る「歴史探偵倶楽部」を主宰している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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