内容説明
零戦のエース坂井三郎、東京を初空襲したドゥリットル、初めて音速を突破したイエーガー、ブルー・インパルスの伝説的パイロット原田実など、達人と呼ばれる者たちの共通点は何か。そして凡人との境界線はどこにあるのか。危機的状況の中で九死に一生を得た世界各地のパイロットたちを訪ね、「操縦の神業」「達人の極意」を解明する。
目次
第1章 操縦の前史(パイオニアたちの苦闘;アメリカ陸軍航空部 ほか)
第2章 命を惜しまなかった時代(航空の黄金時代;零戦の秘術 ほか)
第3章 優秀な者から死んでいった(ジェット戦闘機登場;イエーガーの音速突破 ほか)
第4章 操縦に極意はあるか(憧れの二人;生還への飛行 ほか)
著者等紹介
加藤寛一郎[カトウカンイチロウ]
1935年、東京に生まれる。1960年、東京大学工学部航空学科を卒業し、川崎重工業に入社。その後、アメリカ・ボーイング社を経て、1971年、東京大学工学部航空学科助教授、1979年、同学科教授、1996年、同大学名誉教授となる。2004年より防衛庁技術研究本部技術顧問。工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さきん
27
テストパイロットの航空誌。飛行機開発の歴史そのものだが、パイロットのその人となりに力点が置かれている。安全装置もろくにない中で、初めてうなる巨大な機械と一緒に空を飛ぶテストパイロットの勇気をたたえたい。何回も死線を乗り越えると本当に悟った境地に至るようだ。2018/12/17
ジャガラモガラ
0
テストパイロットの歴史をダイジェストで解説した本。 加藤先生の著書はどれも表現が仰々しい。 戦闘機のパイロットを神格化しておられる。2017/08/18
yooou
0
☆☆☆★★2007/03/11