内容説明
かつての日々に思いをはせながら、今は失われてしまった日本全国の廃止37路線を歩いてたどる。
目次
東日本編(士幌線;広尾線;幌内線;手宮線 ほか)
西日本編(のと鉄道(穴水~輪島)
京福電気鉄道永平寺線
福知山線旧線(生瀬~道場)
加悦鉄道 ほか)
著者等紹介
原口隆行[ハラグチタカユキ]
1938年、東京に生まれる。1963年、上智大学経済学部卒。凸版印刷勤務を経て、1982年、フリーになり、主に鉄道をテーマに執筆・編集活動を続ける
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感想・レビュー
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よこしま
25
時代の流れは誰にも止められません。一例に炭鉱が盛んだった街も廃れていったのですから。廃線となっても橋やトンネルなどは残るでしょうし、誰かの記憶に残ってくれているかもしれません。幾つかの例を出しませんとね。北海道の帯広平野を貫いた広尾線。かつては幸福駅と愛国駅があり、二駅間の硬切符が流行ったものです。原田マハさんも昭和に戻し、この幸福駅でのやり取りを短篇で綴ってくれてます。近所では箱根駅伝の戸塚中継所近くの上もドリーム交通の線路だけが残り、ほんとうに夢の電車でした。未来とは過去があって初めてあるんですよね。2015/01/14