内容説明
ファンタジーやYA本、児童書で人気の作家が12人が勢ぞろい。笑えてほっと癒される12のストーリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
95
「女の子は救われる」「そして信じる者も―」の2部構成。前半は現実的なちゃっかりした女の子のお話が多い。後半はファンタジック。勇敢なテディベアが蛇をやっつけるブライアン・ジェイクス『クマのマグワースとアルジー・ボタン』が好き。ダレン・シャン『ハグロサン』は既読。少年の名前をハグロサンにするという発想は日本人にはないな。シコ名と勘違いしてるのかも。本書と対を成す『誰も寝てはならぬ』の方がよかった気がする。2016/11/01
alias1819
4
子供向けの本ではあるが、なかなか面白かった。特にダレン•シャン著で、心の清らかさや優しさから『世界中の子供達を守ってください。安心して暮らせる場所を与えてください』と願い、精霊の遣いとなった人間の一生を描いた『ハグロサン』が一番好きな話。どこかの国では戦争や疫病で生きられない子供達が居たり、実の親に虐待された上に亡くなってしまう子供も 悲しいことに世の中には存在する。そんなニュースを聞いたりすると、私もハグロサンの様に 子供たちが安心して暮らせることを願って止みません。2010/04/24
ピカ
3
ダレン・シャンさん目当て。「ハグロサン」、ラストのワクワクした感じで終わるのが好き。ダレン・シャンさんが書く小説には、死後の世界をちらっとラストに描くことが多いな。「デモナータ」「ダレン・シャン」とか。
timeturner
0
等身大の子どもの日常からすくいあげた話が集められていて、ちょっと笑えてほのぼのする作品が多い。でも、中途半端な占星術とか片手間に書いたようなエッセイ風のものもあったりして、姉妹編の『だれも寝てはならぬ』と比べると寄せ集め感が強いかな。2013/09/23
inarix
0
女の子は救われる。そして信じるものも──。しかし一緒に山を降りようという段になって、ラモーナ姫は考える「──こわい思いをしてまで出かけるほど、あの人を愛してるかしら?」…『フェアリーテールじゃないよ』ほか、ダレン・シャンシリーズの作者が日本の山形県「羽黒山」を訪れた時にアイデアを思いつき、書き下ろした短編『ハグロサン』など、ファンタジーやヤングアダルト、児童書で人気の作家が12人によるアンソロジー。2013/07/24