内容説明
名門大学に巻き起こる投機のスキャンダル。主人公マーヴィンは終身教授資格を得たが、ウォール街や証券取引委員会から疑惑の目を向けられ、連邦議会からは公聴会に召喚される破目に陥った。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kiyoshi Utsugi
29
ガルブレイス自身ハーバード大学の経済学部教授だったので、なかなかリアルに描かれてます。ただ、マーヴィン教授は実在の人物ではなく架空の人物で、ガルブレイス本人をモデルにしているわけでもないようです。 マーヴィンは、ハーバードを卒業して、その後ケンブリッジ、バークレーで研究を行い、バークレーにいた時に「非合理的期待指数」という手法を生み出し、IRATと名付けて、その後ハーバードに移ってからIRATを武器に次から次へと取引で大成功をおさめ大金を手にします。ただ、それも長くは続かず違法だとされるという話です。2021/05/22
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