出版社内容情報
環境問題へのITの新たな貢献の可能性について、本書では具体的な事例をもとに解説する。
内容説明
環境問題の解決のために、ITは有力な武器でありITを駆使することが絶対に必要である。本書では、このような「環境」と「IT」との関わりに焦点をあて、「IT」から見た「環境」問題といった新たな視点で環境問題を捉え直してみたい。
目次
序章 ITは地球環境を救えるか(地球の未来は「水の世界」?;地球温暖化で2億人が被害を受ける! ほか)
第1章 「物流」から「情流」へ(ITで「流れ」を変えろ;流れを変えて、エネルギーを削減する)
第2章 見えれば変わる!(環境意識を呼び起こすには;見えない汚染を視覚化する)
第3章 企業は環境問題に向かう(ITが環境経営をリードする;環境経営を制するものは市場を制す)
第4章 そして、時間と空間を超えてネットワークが広がる(環境情報ネットワークが作りだすもの;ITが環境コミュニティを形成する ほか)
最終章 未来への展望(最先端テクノロジーへの期待;「10万分の1」を可能にする技術 ほか)
著者等紹介
松田晃一[マツダコウイチ]
1946年、滋賀県生まれ。NTTアドバンステクノロジ株式会社常務取締役。工学博士。京都大学工学部卒業、同大学院修士課程修了後、電電公社に入社。以来、研究所にてデータ通信システム用オペレーティングシステムの研究開発、システムの性能評価などの研究に従事。多くの全国規模オンラインシステムの実用化に貢献。「基本ソフトウエアの体系化とオンラインシステム振興への貢献」の業績により、情報処理学会、電子情報通信学会よりフェローの称号を受ける
天野一哉[アマノカズヤ]
1962年、京都市で生まれ、大津市で育つ。83年に早稲田大学第二文学部に入学、翌年、第一文学部に転部。88年、同史学科を卒業。その後92年、中華人民共和国中央戯劇学院に留学。学習塾、予備校、大学の非常勤講師を経て、現在、フリーのジャーナリストに。ダイヤモンド社をはじめとした出版社の雑誌、書籍、ウェヴサイトにビジネス関連、環境関連、中国関連、教育問題などの記事を執筆するなど、幅広い分野で活躍
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