内容説明
本書は、ＯＥＣＤ諸国で現実に生じている環境問題、さらには最近急速に国際的議論が活発になっている地球温暖化、熱帯林消失、オゾン層破壊などの地球環境問題に対して、いかにしたら現実的な対策を導入できるかの真剣な問いかけを内に秘めて書かれたものである。
目次
１部 環境政策に経済的手段を適用する（経済的手段の対象と目的；環境保護のための経済的手段の利用；環境部門への経済的手段の適用；主要経済部門への経済的手段の適用；経済的手段の国際的側面；経済的手段のまとめ）
２部 自然資源の価格付け（価格の役割と総合的資源管理；水、森林、土地資源；結論と勧告）
３部 環境政策と経済政策の統合（環境政策と経済政策の統合―統括；政策統合をめぐる一般的状況）
４部 環境指標―環境と経済の統合的評価（環境パフォーマンスの測定；各経済部門の政策に環境配慮を組み込むための指標；環境勘定）
５部 気候変動の経済問題
