グリーンワールド〈上〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 337p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784478860588
  • NDC分類 K933
  • Cコード C0045

出版社内容情報

汚染されて荒れ果てた地球を捨てて、新天地「グリーンワールド」に移住した1万人の人類。彼らは地球での教訓を生かすことができるのか。
汚染されて荒れ果てた地球を捨てて、新天地「グリーンワールド」に移住した1万人の人類。彼らは地球での教訓を生かすことができるのか。1000年にわたる、人類の新たな物語がはじまる。ベストセラー『フューチャー・イズ・ワイルド』『新恐竜』『アフターマン』の著者、ドゥーガル・ディクソンによる初のサイエンスノベル。世界に先駆け、日本先行発売!

内容説明

自らの手で廃墟にしてしまった地球を捨て、宇宙船スカイフラワー号に乗った、選ばれし1万人の人間たち。10年の歳月をかけ、目的地であるこの星にたどり着く。果たして、人間たちはこの新天地で生き残ることができるのか。1000年に渡る、人類の新たな物語がここに始まる―。

著者等紹介

ディクソン,ドゥーガル[ディクソン,ドゥーガル][Dixon,Dougal]
1947年スコットランド生まれ。セント・アンドリュース大学にて地質学を学ぶ。出版社勤務を経て、80年よりフリーのサイエンス・ライターとして活躍

金原瑞人[カネハラミズヒト]
1954年岡山市生まれ。翻訳家・法政大学教授

大谷真弓[オオタニマユミ]
1970年愛知県生まれ。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

休止中

4
細部にわたるまで考えられている様々な設定に圧倒されました。章の間にあるイラストなども、いろいろ趣向が凝らされていてよかったです。2010/04/20

のら@bowbow

3
「地球がだめになるお話」と聞かされ、「地球消滅か!どんな話だろう?」とわくわく勘違いしてたら「地球以外の星に移住するお話」でした。話が進むにつれ、地球外の星に移住した人間たちは「よそ者」ではなく事実上の「侵略者」となってしまう。動物が絶滅してしまうあたりに、現代社会のことを思わずにいられなかった。史実というのは実に簡単に忘れられてしまうし、曲げられてしまう。一つ一つの出来事は小さいけれど重い。長い年月を書く事で、時代が動くことを教えてくれる一冊。章ごとのイラストは圧巻。2012/10/31

ねんこさん

3
地球を駄目にしてしまった人類が別の移住可能な惑星に植民して、また地球でやったの同じ過ちをを繰り返す1000年間の年代記。マンアフターマンで言うジメッツスムート達の物語と言ったところか。構成としては各年代に生きる市井の人々の生活と自然との関わり方を通して、人類全体の意識の変化と自然破壊の進展を浮き彫りにしていくという趣向。移民当初は謙虚だった人類(それでもボタンの掛け違えの様な違和感はあったが)が、文明を興すに従って傲慢になってく様をイギリス人らしく諧謔味たっぷりに描いている。 2011/10/12

ふぁるこん

2
ふしぎなグリーンワールドの生態系を見ていると楽しいし、イラストも、楽しい。生き物が絶滅するのは悲しいけど、人も生きていくためにはしょうがないところは、複雑な気持ちになった。2012/01/22

Tatsuya

2
何らかの理由で地球によく似た惑星に移住した一万人の人類から始まる、人類の歴史のやり直しと環境破壊の物語。上巻で500年間の小さなエピソードを重ねていき、細かい伏線を散りばめ回収していく構成も楽しいし、『アフターマン』や『フューチャーイズワイルド』で発揮された説得力ある妄想力で描かれるグリーンワールドの生態系も非常に魅力的。文明が発展してきて、下巻では魅力的な生物達がどうなっていくのか考えると悲しくなってくるけど続きが気になる。2011/03/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/437624
  • ご注意事項

最近チェックした商品