究極理論への夢―自然界の最終法則を求めて

究極理論への夢―自然界の最終法則を求めて

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  • サイズ B6判/ページ数 370p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784478830079
  • NDC分類 421
  • Cコード C1042

内容説明

物理学理論は美しい。自然界を統一的に、完全に、そして美しく表現する究極の理論はあり得るのか。著者はこの物理学者の夢をわかりやすく読者に伝えようと試みる。

目次

第1章 プロローグ
第2章 一本のチョークについて
第3章 還元主義への控え目な賛歌
第4章 量子力学とその不満
第5章 理論と実験の物語
第6章 美しい理論
第7章 哲学に反対して
第8章 20世紀のブルース
第9章 究極理論のすがた
第10章 究極に向きあって
第11章 神は?
第12章 エリス郡にて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

3
素粒子の弱い力を扱う電弱統一理論から標準理論を唱えた著者は、本書(1993)で、この理論が重力を扱えない点からアインシュタインの重力理論と統一する理論を想定し、超ひも理論からの接近を試みる(ヒッグス粒子が発見された現在では超対称大統一理論へ展開中という)。一方著者は、この究極理論が完成した際、人々が自然への驚異や謎をなくすと予想しつつも、究極理論は自然科学上の説明に限るとし、道徳上の物事を説明しないと考える。が、多宇宙を前提とする超ひも理論への期待は、単一宇宙の創造説を採る宗教の前提に干渉するかに思える。2017/12/29

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