内容説明
言葉、このとてつもない力。最も注目される若手書道家・武田双雲、初のメッセージ集。
著者等紹介
武田双雲[タケダソウウン]
書道家。1975年、熊本県生まれ。東京理科大学理工学部卒業。三歳より書道家である母・武田双葉に師事し、書の道を歩む。大学卒業後、NTT入社。約三年間の勤務を経て書道家として独立。音楽家、彫刻家などさまざまなアーティストとのコラボレーション、斬新な個展など、独自の創作活動で注目を集める。2003年、中国上海美術館より「龍華翠褒賞」を受賞。同年、イタリア・フィレンツェにて「コスタンツァ・メディチ家芸術褒章」を授章。映画「春の雪」(原作=三島由紀夫)、「北の零年」(監督=行定勲、出演=吉永小百合)、テレビ朝日「けものみち」(原作=松本清張)、TBS五〇周年大河ドラマ「里見八犬伝」(原作=滝沢馬琴)、愛知万博「愛・地球博」のグローバルハウス各ブースほか、数多くの題字を手がける。また、フジロックフェスティバル、ロシア・モスクワ、スイス・ジュネーブでのイベントなど、国内・海外問わず多くのパフォーマンス書道を行なっている。多くの門下生を抱える書道教室「ふたばの森」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やすらぎ 🍀安寧祈願🍀
157
楽しく優しく力強く。武田双雲の書。…「縛」常識に縛られた自分、過去への縛りからの開放、躍動。「小」こんなにちっぽけな自分がこの社会で何の役に立てるのだろうか。「清」心は濁りやすいもの。清らかでいよう。「正」自分の正しさが正しいとは限らない。…一文に込める未来への想い。「紡」これから出逢う糸たちと何を紡いでいけるのだろう。「生」を幾度書いたのだろう。悩みは尽きないけれど、喜びもそれ以上にある。人が抱く悩みや壁、感動や優しさ、温もりを書に詰め込み伝えたい。小説や詩歌とはまた異なる、心から湧きあがる表現の世界。2022/05/01
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23
初版2006年。力強い「書」。見開きにおさめられた文字たちから、パワーをもらいました。文字って書いた人の気持ちがあらわれますね。ただきれいとか美しいではなく、何かを感じることのできる字を書きたいな。とりあえず、丁寧に気持ちを込めて、、からスタートかな。2014/06/28
萩原
1
ぜひたくさんのひとに読んでいただきたい本です。文章にもはっとさせられます。2010/10/19
kado abe
1
字が生きているみたい。「生」という作品はすごいです。2009/04/10
Miu
0
「闇」の一文字が特に気に入った。全然それっぽくないけども、じっと眺めていたら、なるほどこれは確かに「闇」だと気がついてしまった。2019/05/30