内容説明
最近のように商品のライフサイクルが短命化してくると、メーカーであればいつまでも寿命のあるロングゼラー商品を夢みるはずである。だが、けっして夢と言って諦めてはいけない。消費者サイドの変化の背景に、こうしたロングセラー商品がこれからの商品として浮上してくる可能性が強まっている。ロングセラーブランド開発とブランド育成のマーケティング。
目次
第１部 大衆の変貌（私生活の発想；江戸に求める深層心理；演技する消費者；アッパーミドルへのマーケティング）
第２部 モノ世界の再構築（エレガンスへの渇き；消費者とメーカーの意識のギャップ；変わらざる世界；マス・マーケティングのニュー・パラダイム）
第３部 都市生活者の心理（シティアダルトの生活心理；２４時間社会へ浮遊する「ミセ」；シングル化がもたらす心理市場；「この世の外ならどこへでも」）
第４部 インタフェイスの変革（当たり前のミセが新鮮にみえる理由；マーチャンダイズという原点；“真実の瞬間”）
第５部 企業文明の挑戦（“背中で語る”コーポレート・アイデンティティ；神話は長続きしない；大企業は消費者から最も遠い存在なのか）
