アングロサクソン・モデルの本質―株主資本主義のカルチャー 貨幣としての株式、法律、言語

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  • サイズ A5判/ページ数 487p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784478390214
  • NDC分類 335.4
  • Cコード C3030

出版社内容情報

日本企業はアメリカン・マネジメントに染まろうとしている。はたしてこれが正解なのか、落とし穴はないのか。効率や株主価値の行きすぎた追求に罪はないのか。その原点にあるアングロサクソン文化を繙きながら、その有効性について再検証する。

内容説明

アメリカ型ビジネスモデルとは何か。そのビジネスカルチャーをアングロサクソンのカルチャーから説き起こし、歴史と伝統を受け継いでアメリカ産業・金融ビジネスのなかで確立されたビジネスの原理と方法論を検証。今や「デファクトスタンダード」としてグローバル・スタンダードの地位を占めるに至った、アメリカの株主資本主義の特質をその基本要素である「貨幣」「法律」「言語」の三要素(三種の神器)から解明、これをいかに受容するかが日本企業生き残りのカギになると説く。エンロン不正会計事件とネットバブルの破綻にも詳細に論及する。

目次

第1章 国際ビジネスの新潮流
第2章 アングロサクソン・モデルの系譜
第3章 アングロサクソンのビジネスカルチャー
第4章 株式を重視する貨幣観
第5章 コーポレート・ガバナンスを形作る法律観
第6章 アングロサクソンの言語表現
第7章 アングロサクソン・モデルの主役、投資銀行

著者等紹介

渡部亮[ワタベリョウ]
1970年、一橋大学経済学部卒業、株式会社野村総合研究所入社。1972~74年、ロンドン・ビジネススクール留学。1974年より1982年まで、同研究所で企業財務調査、為替予測、米国経済予測などを担当。1983~89年、同研究所ニューヨーク駐在エコノミストを経て、ワシントン支店長。主に米国政治・経済・金融調査などを専門とする。1990年、同研究所経済調査室長、1991~92年、投資調査部長として日本株投資戦略を担当。1993年より野村総合研究所ヨーロッパ社長となり、99年まで同研究所の欧州業務を統括。1999~2001年、株式会社いちよし経済研究所社長となり、主に日本の新興成長企業の調査活動を行う。2002年に同社社長を退任。同年、法政大学経済学部教授に就任、現在に至る。日本証券アナリスト協会検定会員、証券経済学会会員、英国王立経済社会研究所(NIESR)理事。現在、法政大学国際経済学科で「国際ビジネス論」を担当している。1947年、東京生まれ。東京在住
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

numainu

1
評価B2022/02/26

Yakmy

1
重厚に英米による株主資本主義を解説。貨幣論、株式、法律、言語と株式資本主義の生成の根本にあったものを丁寧にときほぐし、その功罪を示唆する。2016/11/12

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