内容説明
優れた中小・中堅企業は明確な価値を顧客に提供する。日米7社のケースからその本質を探る。
目次
第1章 もうけ続ける会社の経営はどこが違うか?
第2章 スモールビジネスの強みを生かす経営に学ぶ
第3章 ストーナー社―大きな志を持ち、組織の実行力を高める
第4章 メドラッド社―すべては経営哲学の実践、首尾一貫したシステム経営
第5章 テキサス・ネームプレート社―二代目社長のあくなき経営品質への挑戦と全員経営
第6章 パトライト―「マイクロモーター技術」をコアに他の追随を許さない“超顧客密着の経営”を実現
第7章 コーナン・メディカル―規模拡大を追わず独自の価値で勝負
第8章 ネッツトヨタ南国―競争力の源泉は社員満足最大化!
第9章 パナソニックCCグラフィックス―大企業の企業再生から生まれた最強のスモールビジネス
「顧客価値を実現するため」の経営力診断
著者等紹介
加護野忠男[カゴノタダオ]
神戸大学大学院経営学研究科教授。1970年神戸大学経営学部卒業。75年同大学博士課程修了、79年助教授、88年教授に就任。国内のみならず海外有力企業のトップマネジメント研修プログラムの講師として活躍。「関西経営品質賞判定委員長」「関西経営品質賞賞制度企画委員」「関西経営品質協議会企画実践委員長」「ひょうご経営革新賞推進委員会委員長」
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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6 - hey
2
強い中小企業は①規模は小さくても大きな夢を描いている②他者の気づかない領域に目をつけている③独自のプロセスを構築している④実践を通じ組織の学習能力を高めている⑤小さなことを徹底する風土をつくっている。2012/11/03
なおゆき
1
顕著な成果をあげ続けている日米7社から選定された中小企業の具体的な事例が紹介されている。共通項としては、どの会社もwho(顧客はだれか)what(顧客に提供する価値は何か)how(自社のコアコンピタンス、ノウハウ、仕組み)が明確であり、戦略が従業員に浸透しているという事だ。ドキュメントに落とすと何という事もない当たり前の事だが、当たり前の事を確実に実行することは非常に労力も必要だし、トップマネジメントの覚悟がキーサクセスファクターである。企業規模に関わらず、日常業務について再考させられる非常に読み応えのあ2012/05/29
komonojin
1
大きなヴィジョンを描くこと、それに対する戦略を描くこと。2010/05/29
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