出版社内容情報
NO.1MBA校、ケロッグ・スクールで授業で採用される実践的ケースを元にグローバルに通用する交渉技術を初公開。
内容説明
本書は交渉力を高めるうえで必要な基礎概念を体系的に紹介し、グローバルな場で発生する交渉のダイナミズムを実証的に分析したものである。
目次
第1章 交渉と交渉相手:フレームワーク
第2章 取引交渉
第3章 紛争解決交渉
第4章 チーム内意思決定交渉
第5章 社会的ジレンマ
第6章 交渉と政府
第7章 交渉における文化の問題
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
45
交渉学の基本には意思決定の場面が常に付きまといます。その意味では、この交渉学の本は、私にとっては常に考えていることを書いてくれている気がしました。取引や紛争あるいはチーム内でのコンフリクトの場面に意思決定の交渉が重要な役割を果たしているとの観点から様々な事例を挙げてくれています。2015/07/24
唐辛子仮面
2
文化によって交渉のスタイルとそこから得られる成果が異なる。軸は主に低コンテクスト←→高コンテクスト(直接的か、察するか、のような意味)。個人←→集団主義。そして、対等←→上下。読みはじめはあまりにも画一的でステレオタイプだと感じたが、確かに文化で異なる交渉に納得。示唆はシンプル。BATNA(Best Alternative to Negotiated Agreement)を磨くこと、短絡的に妥結しないこと、質問で核心に迫ること。ゼロサムではなく価値創造的な共同作業としての交渉を目指して。2017/01/01
ともあきほ
1
交渉の概念はなんとなくわかった。ただ、事例がいっぱいあるというわりには同じ事例ばかり・・・内容も同じことの繰り返しといった感じであまり参考にはならない 2003/10/10