内容説明
ソーシャル・キャピタルは、人々のあいだの積極的なつながりの蓄積によって構成される。すなわち、社交ネットワークやコミュニティを結びつけ、協力行動を可能にするような信頼、相互理解、共通の価値観、行動である。ソーシャル・キャピタルを説明していくと、企業として適切な投資がどのようなものか浮かんでくる。つまり、「お互いのつながりを育むための時間と空間を提供する」「信頼をはっきりと示す」「目標と信念を効果的に伝達する」「単なる所属にとどまらない誠実な参加を引き出すよう公平な機会と報酬を提供する」ということだ。米国ナレッジ・マネジメントの第一人者が、組織の本質を解明する―ハーバード・ビジネススクール・プレスが選んだ2001年度ベスト経営書。
目次
第1章 「豊かな企業」の条件
第2章 組織における信頼
第3章 社交ネットワークとコミュニティ
第4章 「つながり」のための空間と時間
第5章 社交的な会話とストーリーテリング
第6章 企業活動の「不安定さ」という課題
第7章 労働環境の「仮想性」という課題
著者等紹介
コーエン,ドン[コーエン,ドン][Cohen,Don]
ライター兼コンサルタント。IBMナレッジ・マネジメント研究所の機関誌Knowledge DirectionsならびにニューズレターKnowledge Connectionsの編集者としても活躍中。ナレッジ・マネジメント関連の論文はCalifornia Management Review、Knowledge and Process Managementなどの経営誌に多数掲載されている
プルサック,ローレンス[プルサック,ローレンス][Prusak,Laurence]
研究者兼コンサルタント。アメリカにおけるナレッジ・マネジメントの第一人者で、現在ハーバード・ビジネススクール、バブソン・カレッジなどで教鞭をとるかたわら、マッキンゼー・アンド・カンパニー・ボストン支局のシニア・アドバイザーを務める。IBMナレッジ・マネジメント研究所(IKM)の創設者であり、同研究所の元エグゼクティブ・ディレクター
沢崎冬日[サワサキフユヒ]
株式会社エァクレーレンにて翻訳に従事。東京大学文学部卒業
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感想・レビュー
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