出版社内容情報
問題の所在を正しく把握し、有効かつ実行可能な施策を打ち出すためには何が必要か。すぐに活用できるプロのテクニックを公開。
内容説明
「分析」には確かな切り口と方法論がある。本書は、その整理・体系化を試みたものである。
目次
序章 分析とは何か
第1章 「大きさ」を考える
第2章 「分けて考える」
第3章 「比較して」考える
第4章 「変化/時系列」を考える
第5章 「バラツキ」を考える
第6章 「過程/プロセス」を考える
第7章 「ツリー」で考える
第8章 「不確定/あやふやなもの」を考える
第9章 「人の行動/ソフトの要素」を考える
終章 コンサルタント能力の全体像と分析の位置づけ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
vinlandmbit
49
所謂コンサル道具箱の古典的なものから基本の部分を重点に触れてくれている一冊。セクションごとに読み返す事で知識の振り返りを助けてくれそうです。2020/05/02
KAZOO
16
この本の表題通りでかなりの分析する手段がいっぱい詰まっています。わかりやすいですがかなりきちんと説明されていてこのような本の割には程度が高いと思いました。時たま取り出していろいろな個所を参照する使い方もあると思います。2014/10/01
nekozuki
11
戦略コンサルタントとしてMcK等で働く著者が、コンサル業として培った市場、戦略、業務構造分析等の方法を解説する本。分析ツールやロジカルシンキング等断片的に解説した書籍はたくさんあるが、それらを包摂し「そもそもコンサルはどのように情報を整理・分析し、示唆を導出するか」を論じる本は意外に珍しいかもしれない。 非常に勉強になる一方で、「この分析をするためのデータはどのように収集するのか?」「このグラフはどのようなツールで作るのか?」と言った具体的な実務上の疑問に答えるような本ではない。2019/12/26
Don2
8
元BCGトップの後さんの著作。コンサルの分析手法を幅広に抑えている。ポートフォリオ管理や既存事業の効率化等、事業運営に携わる方やHQ・コスト削減PJに関わるコンサルには特に勉強になると思う。事業を数値で分析し、可能な限り法則を活用する内容に、個人的に大変"The BCG"というか、アカデミックな香りを感じた。私個人はもうちょっと個別事業の競争戦略に興味があるので、そういう方に力点を置いた類書がほしいなあという所。とはいえ、内容は非常に充実していて、コンサル若手の教科書として頻繁に言及されるのも納得の良書。2022/10/05
miyatatsu
7
論理的思考は個人の努力次第で身につけることができると知ることができました。これからもっと論理的思考を身につけられるよう努力、勉強を続けていきたいです。2018/09/01