内容説明
DRAM業界でリーダー企業となったインテルは、いかにしてマイクロプロセッサ企業へと変貌したか。マイクロプロセッサでパソコン業界の覇者となったインテルは、なぜ業界の行方に自らの運命を握られてしまったか。変化の激しいIT業界で、新規事業の開発に苦しみながらも企業変貌に成功したインテルの戦略形成プロセスを詳細に分析する。アンディ・グローブの全面協力のもと、膨大な数のインタビューと資料から結実した12年にわたるインテル研究の集大成。
目次
序論 戦略形成の進化論の視点(戦略は運命である)
第1期 メモリ企業の時代(創業と変貌;企業発展のダイナミクス ほか)
第2期 マイクロプロセッサ企業の時代(トップが戦略のベクトルを指し示す;現場からの戦略ベクトルに直面する ほか)
第3期 インターネット関連企業の時代(企業戦略の範囲を拡げる;戦略の焦点を再び絞る)
結論 戦略形成への示唆(リーダーシップの四つの課題)
著者等紹介
バーゲルマン,ロバート・A.[バーゲルマン,ロバートA.][Burgelman,Robert A.]
スタンフォード大学経営大学院のエドムンド・W.リトルフィールド経営管理論教授であり、同学部企業幹部研修プログラムのディレクター。ハーバード・ビジネススクールのマービン・バウワー・フェローを経て、1981年よりスタンフォード大学で教えている。ベルギーのアントワープ大学卒業(応用経済学)、コロンビア大学大学院にて社会学の修士号および組織経営学博士号を取得。専門は、企業進化における戦略の役割、社内企業家、技術と技術革新に関する戦略経営など。また、世界的企業の幹部研修プログラムやセミナーでの実績も多く、複数の企業の取締役やアドバイザリー・ボードも務める
石橋善一郎[イシバシゼンイチロウ]
株式会社ディーアンドエムホールディングスの執行役CFO。上智大学法学部卒業。スタンフォード大学にてMBA取得。一橋大学大学院国際企業戦略研究科修士課程金融戦略コース在学中。米国公認管理会計士、米国公認財務管理士、米国イリノイ州公認会計士、および、公認内部監査人。IMA日本支部会員。富士通、富士通アメリカ、およびコーポレート・ディレクションを経て、インテルで14年間勤務。インテル米国本社での製品事業部におけるファイナンス担当コントローラ、日本法人のCFOなどを務める
宇田理[ウダオサム]
日本大学商学部助教授(2006年10月より)。早稲田大学商学部卒業。早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得。専門分野は、経営史。経営史学会幹事。東洋大学、横浜市立大学などでも教えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- 睡香