分析力のマネジメント―「情報進化モデル」が意思決定プロセスの革新をもたらす

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  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784478331248
  • NDC分類 336.17
  • Cコード C0034

内容説明

本書では情報を適切に収集、精製、統合、解釈するというプロセスを構築、運用する力こそ組織の分析力とし、それをインテリジェンスと呼んでいる。あらゆるレベルの企業が「インテリジェンスを得るための仕掛けと適切な組織づくり」を実現するために実践的な方法論を示している。

目次

企業の存続を脅かす七つの現実―なぜ、情報管理戦略の見直しが必要か
情報進化モデル―企業の存続をかけた進化の道
情報進化の五段階―四つの次元で現在のレベルを見きわめる
次元の対立―1+1が2より小さくなるとき
企業のGPS―現状を客観的に把握する方法
個人レベルからの脱却―レベル1からレベル2へ
全社レベルの視点の獲得―レベル2からレベル3へ
市場リーダーシップの獲得―レベル3からレベル4へ
持続可能な成長の実現―レベル4からレベル5へ
情報進化アセスメント・プロセス―進化を計画するための五段階
ビジネス・インテリジェンスの知的活用法―BICCの導入
進化の財源―上位レベルに移行する資金を生み出す独創的方法

著者等紹介

デイビス,ジム[デイビス,ジム][Davis,Jim]
米国SAS Institute Inc.上級副社長兼最高マーケティング責任者。SASにおいて、製品、ソリューション、サービスに関する戦略方針の策定と、グローバルな情報発信を担当。業界リーダーとしても著名であり、ツール販売業者にすぎなかったSASが、現在のような顧客志向のソフトウェア・ソリューション提供者に転換する際に主導的な役割を果たした。ノースカロライナ州立大学でコンピュータ・サイエンスの学士号を取得

ミラー,グロリア・J.[ミラー,グロリアJ.][Miller,Gloria J.]
SAS Internationalプロフェッショナル・サービス部門担当副社長。SASグローバル・サービス(SGS)取締役。ヨーロッパ、中東、アフリカ、アジア太平洋の45か国におけるコンサルティングと教育サービスを指揮。開発された広範な知識マネジメント手法は、世界各地で盛んに利用され、SASの業界別ソリューションの基盤となっている。「SASインダストリー・インテリジェンス・ソリューション」開発チームの開発担当エグゼクティブ・マネジャーとして銀行、通信、小売、保険など、各業界のソリューションを担当。このソリューションからビジネス戦略の実施、顧客リレーションシップの維持・強化、利益の最大化、全社データの活用、などを効果的に進めるための洞察が得られる。業界専用のデータモデルや分析モデル、スリムなプロセスと手法により、迅速にROIを改善できる。ジョージア州立オーガスタ大学で科学の学士号を取得。メリーランド州立ボウイ大学で経営学修士号(MBA)を取得

ラッセル,アラン[ラッセル,アラン][Russell,Allan]
SAS International戦略担当上級副社長。戦略担当上級副社長として、SASのソフトウエア開発を推進し、ヨーロッパにおけるソフトウエア開発プロジェクトを統括している。SASでの勤務は25年を超え、SASが提供する技術のあらゆる領域について、深い専門知識を蓄えてきた。SASシステムのビジネスへの応用についても造詣が深い。SASのインテリジェンス・プラットフォームの主要作成者の一人。このオープンで拡張性のあるアーキテクチャにより、ユーザー・ニーズに適合し、しかも、変化への対応が容易なインテリジェンス・システムを迅速に開発できるようになった。1975年、グラスゴー大学卒(コンピュータ・サイエンス専攻)

鈴木泰雄[スズキヤスオ]
京都大学文学部卒業(社会学専攻)。ノースウエスタン大学ビジネススクールでMBAを取得。6年間のロンドン駐在を含めてサントリー(株)に20年間勤務し、主に海外事業の企画業務に携わる。翻訳家として独立後、ビジネスからノンフィクションまで広範に活動。現在は『ハーバード・ビジネス・レビュー』の記事翻訳などに携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カラクリ

1
情報進化モデル、本当にこの順番に進化が進んでいくかは疑念が残る。しかし、その各段階で得られるメリットは非常に重要なことだと思う。あと、企業文化、人的資本、インフラ、ナレッジ・プロセスに分類して評価した理由を教えてほしい。 また、巻末のNTTドコモの例は非常に役に立つ。この情報進化モデルを自社用に作り替えることが重要である。2017/02/21

ソーシャルビッグデータサイエンティスト

0
中身はよくある企業における情報系ステムの段階的発展モデルについて記述している。やや退屈だった。末尾のNTTドコモ事例は知れてよかったと思う。2012/04/06

Hiroshi Nakai

0
来年にむけてBI関連の本を読んでおこうと思い、図書館から借りてきました。個人持ちのデータを会社全体のものとする事、その先にはデータを元に戦略を考える事がこれからの会社には求められると著者は語っています。しかし今は個人持ちあるいは部門内でのデータ共有しかされていない企業が多いとのも著者は語っています(昔からあまり変わっていないような気もしますが...)。いろいろ参考事例もありましたので、これらを基に仕事に活かしていければと思います。2011/10/31

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