内容説明
貧しかった少年時代に、生きるための知恵と困難に正面からぶつかる逞しさを身につけた。プロボクサーの夢をあきらめ、トラック一台で運送業を始めたヤンチャな男は、30年後、年商800億円、高収益の上場企業をつくりあげた。M&Aで子会社化した企業を次々と再建する辣腕経営者は、さらに中国上海にも進出し、業界に旋風を捲き起こす。しかし、その目はいつも現場で働く人々を見つめ、その言葉は彼らのやる気と自信を引き出そうとする優しさに満ちている。
目次
倒産の危機から年商八〇〇億円に―「ウチのようなちっぽけな会社がここまで成長できたのは、現場力が優れていたからだ」
子供の頃からアイデアは天下一品―「どんな商売でも、成功するためには、段取りが大切だと思っている」
ボクサーの夢を捨てトラック運送業へ―「お袋に泣いて頼まれたら断れない。オレはお袋にものすごく感謝していた」
連鎖倒産の危機で極貧生活―「だからこそ、自分は何があっても絶対に会社を潰しちゃいけないと思った」
退職金を差し出してくれた銀行マン―「実は会社の経営がどんぶり勘定のままだった。相手はそれをちゃんと見抜いていた」
収支日計表で儲かる仕事を見極める―「およそ会社に関するすべての数字をガラス張りにしておくことが大切だ」
物流センター事業の決め手は現場の活性化―「ところが、全員が班長を務めるルールだと全員が努力するようになる」
お客様への口説き文句を間違えるな―「お客さんの立場になって、細かい部分までコンサルできれば、必ず成功する」
温泉付き合同勉強会のススメ―「大企業病に陥ったら早めに手を打たないと大変だ。社員全員に“喝”を入れてやる」
現場の知恵が働けば業績は自然についてくる―「ウチの現場はコストに対する意識が高い。そのことが好業績につながっている」
社長の仕事は雑用係 でも、会社で一番働くこと―「もし、会社で一番の働き者でなくなったら、速やかに社長職を辞任したほうがいい」
物流企業の再建請け負います―「オレの夢は、日本一安いコストで、日本一質の高い物流サービスを提供できる会社をつくることだ」
著者等紹介
大須賀正孝[オオスカマサタカ]
ハマキョウレックス代表取締役社長。1941年静岡県浜北市生まれ。56年浜北中学卒業。大手メーカーに勤務後、青果仲介業などを経て、71年に浜松協同運送を設立。92年に現社名の「ハマキョウレックス」に商号変更。1997年9月店頭公開を果たし、2003年3月に東証一部上場。流通の川下分野の物流に強い。現在、社長業のかたわら、静岡県トラック協会副会長など公職多数
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感想・レビュー
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luther0801
やまじろー
黒川直弘
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