内容説明
「市場ニーズに密着」した「創造性とコストパフォーマンス」にすぐれた商品を開発、タイムリーに生産して、ムダなく市場に提供する…。それにはCIMしか考えられない。―各企業が望むCIMの典型を、日立、東芝・松下の生産現場に見た。
目次
1 日立の場合―市場と直結したCIMづくり(市場環境の変化に対応するCIMの導入しかない;リードタイム短縮を狙った栃木工場の冷蔵庫混流CIM;安全に、かつ働きやすいシステムを目指す海老名工場)
2 東芝の場合―CIM実践に取り組む(「T‐CIM」を展開するための全社運動;最終目標を“在庫ミニマム化”におく名古屋工場;T‐CIMの実証工場―青梅工場;エンジニアリングを支援する府中工場のCIM)
3 松下の場合―マーケット・インの構築を目指すMTM(T字型生産体制を核にしたS‐MICシステムのオーディオ事業部・仙台工場;MTM推進モデル工場としてCIM化を進める洗濯機事業部・静岡工場;Mユニットによる全員経営の実践を狙うコンプレッサー事業部・甲府工場)