出版社内容情報
全てのビジネスマンにとって「マネジメント」は一般教養になってきた。「知識を行動に具体化することに責任を持つ者」とドラッカーが定義した、マネジャーの基本と本質を、初心者向けに分かりやすく説く。ビジネス環境の急速な変化の時代にあっては、変化についていくのではなく、変化をみずらつくりだせ、といった目からウロコが落ちる示唆が全巻に散りばめられている。マネジメントの父と称されるドラッカーの知恵を凝縮した1冊。
内容説明
今日のような乱気流の時代にあっては、変化は常態である。変化はリスクに満ち、楽ではない。悪戦苦闘を強いられる。だが、この変化の先頭に立たないかぎり、企業、大学、病院のいずれにせよ、生き残ることはできない。急激な構造変化の時代にあっては、生き残れるのは、自ら変革の担い手、チェンジ・リーダーとなる者だけである。したがって、このチェンジ・リーダーとなることが、あらゆる組織にとって、21世紀の中心的な課題となる。チェンジ・リーダーとは、変化を機会としてとらえる者のことである。変化を求め、機会とすべき変化を識別し、それらの変化を意味あるものとする者である。
目次
1 マネジメントとは何か
2 マネジメントの課題
3 マネジメントの責任
4 マネジメントの基礎知識
5 起業家精神のマネジメント
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えちぜんや よーた
95
2017年初読みの書。相変わらず難しいですね。内容的に大企業のエグゼクティブ・マネージャー向きかな。ドラッカーさんは確か日本びいきだったような気がするんだけど、もし生きておられた伝統ある大企業に対して、どういう評価をされるかな?「チャレンジ(●芝用語)」だらけで、報告と手続きが跋扈する「コストセンターの世界」と言うような気がする。きっと草場の陰で泣いておられるだろう。2017/01/01
vinlandmbit
16
読み返せば読み返すほど、学び多い一冊。2013/01/03
Koichiro Minematsu
14
創業者自身が、いつまでも自らマネジメントするのではなく、やがてはトップマネジメントのチームに引き継がせる決意をしておかなくてはならない。大会社の最近の管理ミスはここにあるのではないかと感じる。経営危機は現場から生まれている。2017/11/06
takam
13
ドラッカー本でも少し難しく感じた。話題の幅が広すぎるせいだろう。マネジメントの話が続く。マネジメントの目的とは何か、我々が生きる世界はどんな世界かドラッカー先生が問いかけ、その問いについて解説を加える。 ドラッカーの偉大なところはVUCAのような前提がひっくり返ることが増える現代社会の構造を予測していたことだと思う。その中でも起業家やベンチャー企業と大企業の付き合い方と発展について説明していて、非常にビジョナリな人物だと思う。2020/01/21
手押し戦車
12
目標とは達成した時点で既に陳腐化が始まる。目標達成してお祝いをするのではなく次の定義を考え直す機会と捉え、富の創出能力と社会的イノベーションを追求して行かなければならない。勝って甲の緒を締めよ。マネジメントは召使であり仕事そのものから常に挑戦、責任権限を与え新たな機会をドンドン与え働きがい、満足を出来る人事の仕組みを作る。会社の強みを市場で活かすように人事でも人の弱みじゃなく、何が強みなのかを考慮するのが重要。マネジメントの姿勢が現れるのは人事である。教育とは時として先生役であり親でもある真摯さが問われる2014/03/27
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