内容説明
本書の原題は『マーケット』である。著者はこの「市場とは何か」をテーマとした著書の取材・執筆の最中、ブラック・マンデーに遭遇。大暴落の一部始終を目撃した。この歴史的経験が、本書の内容を劇的構成に変える動機となった。いわば偶然性が本書を決定的ドキュメンタリーに仕立てた、といえる。
目次
迷える小羊に導きを
市場は動き続ける
取引所―二階とフロア
大暴落―その日
大暴落―その後
シカゴ―新市場の創造
シカゴ―世界の相場を決める
東京―マネー大国の進出
東京―マネー大国の進出
ロンドン―寝た子を起こす
ニューヨーク―何でも任せろ
テクノロジーと幻影
備えあれば憂いなし