インクス流!―驚異のプロセス・テクノロジーのすべて

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  • サイズ B6判/ページ数 193p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784478200827
  • NDC分類 509.6
  • Cコード C0034

出版社内容情報

従来45日かかっていた携帯電話の金型製作工程をわずか45時間にまで短縮。インクスが、世界の「モノ作り」を変える!

内容説明

あらゆる工程は短縮できる!45日かかっていた金型製作工程を、わずか45時間に短縮。「インクス流」は、さらに速さを目指す。インクスが、「モノ作り」を変える。

目次

第1章 光造形システムとの衝撃的出合い(独立を決意した日;アメリカで感じた日本製造業の強さ ほか)
第2章 モノ作りの定義が変わった(八〇年代アメリカで何が起こったか;淘汰される古い産業に未練を持ってはならない ほか)
第3章 開発工程「2分の1」から「30分の1」へ(キーワードは「旬の時に、旬のモノを」;手描き図面とCADデータの違い ほか)
第4章 驚異のプロセス・テクノロジー(一気通貫を可能にする三つの条件;インクス流工程分析の手法 ほか)
第5章 かくして「知的産業革命」は、日本から始まる(モノ作りの勝ち組は、みな日本に戻ってくる;日本でしかできないこと ほか)

著者等紹介

山田真次郎[ヤマダシンジロウ]
株式会社インクス代表取締役社長。1949年広島県生まれ。青山学院大学卒業。三井金属鉱業を経て、1990年に株式会社インクスを設立。「目標は意志である」をモットーに、従来45日かかっていた携帯電話の金型製作工程を設計から金型まで一気通貫で、わずか45時間にまで短縮。実に24倍の生産性向上を実現した。いまや、インクスが研究開発した驚異のプロセス・テクノロジーは世界的企業に次々と導入され、「インクス流」の名で実践されている。製造業を捨ててしまったアメリカと、知識も技術も発展途上のアジアとの間にあって、開発工程や生産工程に爆発的生産性向上を引き起こすIT出力システムの発明ができるのは日本だけであり、かくして次なる産業革命―「知的産業革命」は、日本から始まると主張する。芝浦工業大学MOT客員教授、高知工科大学客員教授、東京工業大学非常勤講師として教鞭を執っている
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぴょんきち

1
熟練金型職人の技さえも暗黙知から形式知に変えられるのなら、確かに、私の周りにもまだまだ無数の工程短縮の機会があるはずだ。ただ、インクス社の信条「熟練させない、判断させない、やる気を起こさせない」とはまた少し違う合理化を考えてみたいと思った。2015/01/17

55くまごろう

1
金型製作の自動化で一世を風靡したインクス社の山田眞次郎社長の著書。その後同社は民事再生となってしまったが、暗黙知を形式知に変える手法とその徹底した考え方は、現在でも強い説得力を有する。ただ、こうした先進企業が倒産に至った理由を本書から推測するとすれば、山田社長の人や組織に対する非常にドライな見方、また時折見られる飛躍した表現といった部分にあるのかもしれない。企業活動が人と人との情報交換である以上、経営はデジタルな思考だけでは成り立たないということか。2011/11/12

野村 岳史

0
当時金型産業の革命児と言われたインクス。そのエネルギーが伝わって来る一冊だった。2014/11/06

ともあきほ

0
つまらない、頭に残らない。 2004/05/30

早坂光

0
知的産業革命が起きる。いいえ。起こす。

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