働き方の科学―エビデンスが明かす「健康」も「生産性」も手に入れる方法

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働き方の科学―エビデンスが明かす「健康」も「生産性」も手に入れる方法

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  • サイズ 46判/ページ数 300p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784478124048
  • NDC分類 366.99
  • Cコード C0033

出版社内容情報

■■■■■■「働き方」のバイブル、遂に登場!■■■■■■

やりがいをもって働きながら、健康も、幸福も、家庭も、大切なものをすり減らさずに生きるにはどうすれば良いのか。
本書は、その問いに科学の力で答えます。

「引退すると老け込む」「在宅勤務はサボり放題」「若いうちにハードワークしないと将来伸び悩む」……。
世の中には、このような働き方に関する「常識」があふれています。
しかし、その常識の多くは個人の経験談か、一部の成功例を一般化した話にすぎず、誤っているものがたくさんあります。

本書は、影響力が大きい割に印象論で語られがちな「働き方」を、世界中の質の高いエビデンス(科学的根拠)に基づいて一刀両断する超実践型ガイドブックです。

◎「引退すると老け込む」のウソ
定年後も働き続ける人より、引退した人のほうが心疾患のリスクが低く、認知機能が高いことが判明しました。世間の常識を覆す「生存者バイアス」の罠を解説します。
◎残業は「1時間でも」健康に悪く、生産性も下がる
労働時間が週48時間を超えると、脳卒中のリスクが高まり、さらには生産性が頭打ちになることがデータで実証されています。
◎男女の賃金格差を生む本当の理由
格差の原因は能力ではありません。「時間を無視した働き方」に高い報酬が与えられている構造に鋭くメスを入れます。
◎「上司ガチャ」と収入・健康のリアル
有能な上司の下では給与や生産性が上がる一方、無能な上司は部下のメンタルを壊し、心疾患リスクを悪化させます。
◎在宅勤務は生産性を上げ、離職率を半減させる
「在宅勤務は生産性が下がる」は単なる思い込みです。質の高いランダム化比較試験が明らかにした、在宅勤務の驚くべき効果を公開します。

「仕事と家庭の板挟みになりながら、毎日ぎりぎりで回している」すべての方へ。
本書は、単に「働くな」「休め」というきれいごとではない、現実的なヒントを提供します。
そして、職場の生産性を高め、離職を防ぎ、人がつぶれない組織をつくりたいと考える管理職や経営者など、「他の誰かに働いてもらう立場」にある人にも必読の1冊です。

人生の大半を占める時間の使い方だからこそ、エビデンスを味方につけて、働き方を選び直してみませんか。


【目次】

はじめに

第1章 「引退すると老け込む」のウソ
ーー「労働」と「健康」の不都合な関係
定年で引退した人のほうが、働き続ける人よりも心疾患リスクが低かった/引退後に認知機能が上がりやすい人の3つの特徴/職位が高いほど死亡リスクは低い/残業は「1時間でも」健康に悪い など
第2章 長時間労働で得るものと失うもの
ーー「長時間労働」と「幸福」の不都合な関係
「管理職は罰ゲーム」は本当か?/男女の賃金格差の原因は「時間を無視した働き方」にあった/「単身赴任」と「長時間通勤」がもつ意外すぎるリスク など
第3章 上司ガチャにあたると収入が上がるのか?
ーー「収入」と「幸福」の不都合な関係
「いくら稼げば幸せになれるのか?」問題に結論を出す/「引退」は健康に良くても、「失業」は健康に悪い/女性部下が「上司と交際」すると、昇給しやすくなる など
第4章 最も幸福度の高い1日の時間配分とは?
ーー「労働」と「健康」のちょうど良い関係
「肩こり」の経済的損失は、メンタルヘルスの損失を上回る/睡眠時間が短い人より、睡眠リズムが乱れている人のほうが生産性は低い など
第5章 生き方は「余暇の使い方」に表れる
ーー世界一幸福な「余暇」の使い方
運動の効果は「土日だけ」でも「毎日コツコツ」でも同じ/睡眠時間が短くても「規則的」ならマシになる/「若いうちは量をこなせ」のウソ など

おわりに

内容説明

私が1歳のとき、父を過労で亡くしました。仕事は、ときに人の健康や家族との時間を奪うこともあります。本書では、「どのような働き方をすれば、生産性が上がり、健康や幸福につながるのか」「何が確かな知見で、何が印象論にすぎないのか」を、研究論文とデータを手がかりに見極めていきます。

目次

第1章 「働くことが長寿の秘訣」は本当か?―「労働」と「健康」の不都合な関係(「引退すると老け込む」の真偽を確かめる;定年で引退した人のほうが、働き続ける人よりも心疾患リスクが低かった ほか)
第2章 長時間労働の何が悪いのか?―「長時間労働」と「幸福」の不都合な関係(残業で稼いでも、その「4分の1」は健康問題で相殺される;長時間労働のコストを額面どおりにとらえてはいけない理由 ほか)
第3章 上司ガチャにあたると収入が上がるのか?―「収入」と「幸福」の不都合な関係(「いくら稼げば幸せになれるのか?」問題に結論を出す;高所得層ほど幸福度の格差は大きい ほか)
第4章 最も幸福度の高い1日の時間配分とは?―「労働」と「健康」のちょうど良い関係(1日の最適な時間配分を研究した論文がある;「労働」「余暇」「健康」の最適なバランスをとる考え方 ほか)
第5章 生き方は「余暇の使い方」に表れる―世界一幸福な「余暇」の使い方(運動の効果は「土日だけ」でも「毎日コツコツ」でも同じ;運動していても座っている時間が長いと死亡リスクが高い ほか)

著者等紹介

佐藤豪竜[サトウコウリュウ]
慶應義塾大学総合政策学部専任講師。専門は社会疫学、医療経済学。東京大学経済学部を卒業後、厚生労働省に入省。職業安定局、保険局、首相官邸等で12年間労働政策・社会保障政策の企画立案に携わる。ハーバード大学大学院で公衆衛生学修士、早稲田大学大学院で経済学博士を取得後、京都大学助教を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

82
従来のジョウシキの見直しとエビデンスベースによる働き方の再構築、という感じでした。本書は次々と「働き方の俗説」を覆していたのが印象的でした。例えば、「引退すると老け込む」は誤り(心疾患リスクはむしろ低い)、「在宅勤務はサボる」は誤り(生産性は上がり離職率は半減)、「若いうちは長時間働け」は誤り(働いた時間と成果はほぼ無関係)、とか。2026/09/11

しゅー

9
★★俗説ってどこから広まるんだろうね?「定年で仕事をやめるとボケやすくなる」「若いうちはがむしゃらに働いたほうが力かつく」などなど。スポーツの俗説は次々に覆されて、昭和なOBがうるさい野球でさえ、だいぶ合理的になりつつある。しかしビジネスの俗説は、その世界で力を持つ誰かのポジショントークで支えられている。若者のやりがい搾取してこき使いたい経営者とか、生存者バイアスはいりまくりの成功者とか。本書は、そういった「人の尻を叩く」系の俗説を研究成果によってぶった切っていく。後半が散漫になるのがちょっと残念である。2026/09/11

悠木

5
労働は健康に悪く週48時間超の労働は生産量も頭打ちに/週65時間超でワーカーズハイの状態、満足度は下がらないが健康リスクは高い/週48時間超える労働ができるかは出世に影響するが、出世による効用の上昇は1年程度しか続かない(転職も同様)/残業代は1/4程度は健康問題で相殺/スポーツは週末にまとめてでも効果はある/可処分時間を労働・余暇・健康投資でどう分配するかetc/そりゃそうだよねということからそうだったのかということまで、精緻にエビデンスが示されていてよかった。みんなが健康で働ける世の中になってほしい。2026/09/06

はひへほ

2
労働、余暇、健康、幸福をテーマにした研究紹介の本。著者が経済学と疫学の両方をカバーしているから、面白い研究をたくさん引けている。引用している論文も読めるものは読んでみたい。この本が説くように、正しい知識を持ったうえで、自分にとって、より良い選択をしていきたい。さて、研究紹介の科学本でありながら、ダイヤモンド社らしく、読者ターゲットを広く定めていて読みやすい本だった。文章量や図解など、編集が上手いのだろうと勝手に推測している。2026/09/17

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