出版社内容情報
官房長官としての約8年、総理としての約1年――。菅義偉自らが、「官邸でどのような意思決定が行われてきたのか」「総理、官房長官の本当の仕事ぶりとはどのようなものだったのか」を書き残した、総理退任後初となる回顧録。
全てが未知である新型コロナウイルスとの闘いや無観客開催となった東京五輪、安倍晋三元総理の突然の辞任による自民党総裁選挙への立候補など、日本の政治・経済史に残る数々の「決断」の裏側には何があったのか。さらには、「縦割り」「慣例主義」に阻まれていた政治をいかに変革したか。官邸の中枢にいたキーパーソンがその深層を明かす。
2023年から『週刊ダイヤモンド』で掲載し話題を呼んだ連載企画が今回待望の書籍化。さらに、連載時には掲載できなかった書き下ろしコンテンツを豊富に追加してお届けする。いかにしてリーダーは決断し、組織を率いていくのか。意思決定にかかわるビジネスパーソンにとっても必読の書だ。
【著者プロフィール】
菅義偉(すが・よしひで)
1948年12月6日秋田県生まれ。高校卒業後上京。1973年法政大学法学部卒業。衆議院議員秘書、横浜市議2期を経て、96年衆議院議員選挙で初当選(神奈川2区、以後10期連続小選挙区当選)。2006年9月、総務大臣に就任し、「ふるさと納税」を創設。その後、自民党選挙対策総局長、自民党組織運動本部長、自民党幹事長代行等を経て、12年12月、第2次安倍内閣の内閣官房長官に就任。他に国家安全保障強化担当大臣や沖縄基地負担軽減担当大臣、拉致問題担当大臣を務める。19年4月1日に新元号「令和」を発表。20年9月、自由民主党総裁、第99代内閣総理大臣に就任。
【目次】
はじめに
官房長官編
第1章 危機管理の要諦
大規模風水害をダム放水で減災/アルジェリア邦人人質事件の衝撃/誤解流布で猛反発された「特定秘密保護法」/安倍政権「最大の危機」となった平和安全法制/「熊本地震の初動対応」の成果と課題
第2章 産業を生かす
訪日外国人4000万人の道を開いた「観光立国」政策/全国に眠る観光資源を掘り起こせ/60年ぶりの農協大改革/TPP交渉の舞台裏を明かそう
第3章 国家安全保障
沖縄基地問題 解決に向けた大きな一歩/紛糾する沖縄県議会/国際的な観光地への飛躍/尽きることのない拉致問題解決への思い
第4章 国民目線の政策
携帯料金「4割値下げ」発言の舞台裏/「夢の新薬」オプジーボの薬価引き下げ/寄付総額1兆円に達したふるさと納税制度/現場の悲鳴がきっかけとなった外国人材の拡大策/金融改革で激変した投資マインド
第5章 時代に選ばれた保守政権の使命
天皇陛下の「生前退位」/21世紀にふさわしい未来志向の「安倍談話」/先送りされてきた「アイヌ新法」
第6章 新型コロナ対応1、そして首相へ
未曽有の感染症との闘い/コロナ感染防止と経済再開の両立/空白の許されないコロナ対応と安倍総理退陣
総理編
第7章 新型コロナ対応2
首相就任とコロナワクチン「1日100万回宣言」/コロナワクチン争奪戦と「ワクチン外交」/世界が注目した「孤独・孤立問題」への対処
第8章 100年後を見据えて
縦割り打破の象徴、経済安全保障政策/カーボンニュートラルの実現へ/トップダウンだからできたデジタル庁創設/少子化問題解消に応える不妊治療の保険適用/原爆「黒い雨訴訟」の上告取りやめ/原発処理水の海洋放出を強く決断
第9章 国際社会と共に
東南アジア歴訪とインド太平洋構想/日米首脳会談で再確認した信頼関係/東京五輪「開催支持」確約得たG7/「無観客開催」となった東京五輪
おわりに
書き下ろし後記『「しかるべきときに決断を下す」ことがリーダーの要諦である』
資料編
演説・スピーチ
年表
菅内閣閣僚等名簿
内容説明
「決断を恐れるリーダーは時に有害ですらある」安倍長期政権を支え、自身も総理を務めたキーパーソンがいまこそ明かす官邸の全舞台裏。総理退任後初の回顧録。
目次
官房長官編(危機管理の要諦;産業を生かす;国家安全保障;国民目線の政策;時代に選ばれた保守政権の使命;新型コロナ対応1、そして首相へ)
総理編(新型コロナ対応2;100年後を見据えて;国際社会と共に)
資料編
著者等紹介
菅義偉[スガヨシヒデ]
1948年12月6日秋田県生まれ。高校卒業後上京。1973年法政大学法学部卒業。衆議院議員秘書、横浜市議2期を経て、96年衆議院議員選挙で初当選(神奈川2区、以後10期連続小選挙区当選)。2006年9月、総務大臣に就任し、「ふるさと納税」を創設。その後、自民党選挙対策総局長、自民党組織運動本部長、自民党幹事長代行等を経て、12年12月、第2次安倍内閣の内閣官房長官に就任。他に国家安全保障強化担当大臣や沖縄基地負担軽減担当大臣、拉致問題担当大臣を務める。19年4月1日に新元号「令和」を発表。20年9月、自由民主党総裁、第99代内閣総理大臣に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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