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大人のための地学の教室―「地震」と「火山」の国に暮らすあなたに贈る

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  • サイズ 46判/ページ数 448p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784478121023
  • NDC分類 450
  • Cコード C0044

出版社内容情報

2011年の東日本大震災によって、日本列島は地震や火山噴火が頻発する「大地変動の時代」に入った。これから日本列島は大変な局面を迎える。

マグニチュード(M)9という、1000年に1度の巨大地震東日本大震災によって日本列島は太平洋側に5・3メートルも引き延ばされ、地盤が不安定化した。その結果、内陸型の直下型地震が増え、今後30年ほどは地震がやむことはない。また、日本には111の活火山、東日本大震災後に直下地震を起こし始めた火山が富士山を含めて20ほどある。

南海トラフ巨大地震が予想されるのが、2035年をピークにしてその前後の5年だ。その地震が起きると、東日本大震災は死者の数が2万人、被害総額はおよそ20兆円だった、南海トラフ巨大地震は死者の数が32万人、被害総額220兆円とされている。

その中で、災害に遭わない、地震や津波、噴火で死なない、かつ財産も守り賢く生き延びるためには「地学」の知識が必要になる。

「地学=地球科学」は、「地を学ぶ」、つまり地球と宇宙、大気、海洋について知る、時間的にも空間的にもスケールの大きい学問だ。40億年前の地球の誕生について考え、地下6000キロメートルの深さで何が起きているかについて思いをめぐらせる。

私たち人類の生存の基盤である「地球」がどうしてできたのか、物理学、化学、生物学などの知見も生かしながら探究するダイナミックさは、読むものを興奮させる、知ることの喜びや面白さに満ちている。

本書は、京都大学名誉教授・京都大学レジリエンス実践ユニット特任教授の鎌田浩毅氏を著者にした、最先端で、もっとも分かりやすくて、もっとも面白い地学入門。

これまでの著者の経験・知見を活かし、本書は授業スタイルの語り口で、熱意を込めたライブ感を出しながら地学のエッセンスを明快に伝える一冊となる。

内容説明

地震と津波が起こる理由、マグマだまりと噴火のしくみ、富士山噴火と首都圏壊滅の可能性、今後必ず起きる南海トラフ巨大地震…京大人気教授による「世界の見え方が変わる」地球科学入門。1000年ぶりの「大地変動の時代」に知っておきたい地球の真実。一家に一冊、備えておきたい科学の本。

目次

1章 地球は変化し続けている
2章 地球内部のマントル
3章 プレート・テクトニクスとはなにか
4章 マグマのしくみ
5章 巨大噴火のリスク
6章 今後必ず起きる超巨大地震
7章 これからを生きるために大切な「長尺の目」

著者等紹介

鎌田浩毅[カマタヒロキ]
京都大学名誉教授、京都大学経営管理大学院客員教授、龍谷大学客員教授。1955年東京生まれ。東京大学理学部地学科卒業。通産省(現・経済産業省)を経て、1997年より京都大学人間・環境学研究科教授。理学博士(東京大学)。専門は火山学、地球科学、科学コミュニケーション。京大の講義「地球科学入門」は毎年数百人を集める人気の「京大人気No.1教授」、科学をわかりやすく伝える「科学の伝道師」。「情熱大陸」「世界一受けたい授業」などテレビ出演も多数。ユーチューブ「京都大学最終講義」は110万回以上再生。日本地質学会論文賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

89
著者鎌田浩毅先生は通産省地質調査所(現・経産省産総研)から京都大学に移られ、マイナーな地学を最人気科目にし、退官後も「科学の伝道師」として一般人向けに南海トラフ地震に対する防災教育などに尽くされている。本書もその趣旨に則り、一般の人向けに平易な言葉で、地球科学の基本から防災まで気楽な市民講座風に語りかけている。リスクの高い順に①南海トラフ地震、②首都圏直下地震、③富士山噴火の可能性を論じている。今の地球科学の現状では何月何日とは分からないが、これらは将来必ず発生する。特に南海トラフ地震は2030年代に⇒2025/07/11

skunk_c

61
地学教室と題するが、実質は副題どおり地球科学に基づく地震と火山、そして防災に対する意識を説いたもの。自然地理とこのあたりの分野は言ってみれば兄弟であり、現在高校必修の「地理総合」で防災は重要視されているため、当然予備知識を持って読んだ。そのため極めて読みやすく、しかも地球科学で今「できること」と「できないこと」をはっきり打ち出して過剰期待をさせない点がよい。また「長尺の目」という長スパン、広範囲を視野に入れることを提唱(よって地球温暖化対策には是々非々)しているのも納得。「正しく怖がり備える」ための本。2025/07/16

ta_chanko

17
「長尺の目」で地球の歴史を俯瞰し、今後起こり得る出来事や災害に備えることが不可欠。東日本大震災は1000年ぶり、南海トラフ巨大地震は100年毎に発生。もっと長い目で見れば、カルデラ噴火、プレートテクトニクスによる大陸移動・造山運動、プルームテクトニクスによるマグマの大量噴出、小惑星の衝突、生命の大量絶滅など、人間の力が到底及ばないイベントも発生する。時折発生する災害に過度に怯えることなく、日常的に得られる自然の恵みを十分に享受しながら生きていくことが大切。2025/04/26

coldsurgeon

11
「地学」は中学時代は、好きな科目だった。その後、理科の必須科目から外れ、高校卒業時には、遠く離れた存在となった。20世紀末から地震などの自然災害が頻発し、大地変動の時代に突入した。地球科学、地学の知識を、今、学びなおすいい機会と思った。孫たちが、未来に生きるという希望があり、そのために知識が役に立つと思う。2025/03/05

るむ

7
石田ゆり子さんが紹介していた本。The文系の私は引っかかりながら(ちょっと斜め読んじゃったり)の読書でしたが、得るものはありました。火山灰は2mm積もると電車が止まるとか(私の居住地は5cmほどの予想)、南海トラフも富士山噴火も、近い将来必ず起こるとか(TVが煽ってるだけだと思っていた)、東日本大震災規模の地震は30年なので、あと20年あるとか。アウトプットできるほどの理解ではないものの、頭に残しておきたいと思いました。2025/05/04

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