出版社内容情報
写真家が書いた、未来が変わる写真の撮り方。
どのカメラを選ぶか、何を撮るか、どう撮るか。
誰に学ぶか、どこを目指すか、なぜ撮るか。
1枚でも写真を撮ったことがあるすべての人へ。
内容説明
人生が変わる写真の撮り方。どんなカメラか。何を撮るか。誰に学ぶか。なぜ撮るのか。
目次
「いいね」がたくさんついたから
いいカメラを買えば、いい写真が撮れるのか
最初にどんなカメラを買えばいいのか
好きなものを好きなように撮ればいいんだ
写真は文学だ
撮るとは「選ぶ」こと
写真のオリジナリティ
ヘタでも成り立つ唯一のアート
カメラを買ったのに撮らなくなってしまう
うまいのにダメな写真と、ヘタなのにいい写真
徒弟制度の厳しさ、独学の危うさ
記録と表現の違い
日本人はなぜ「ボケ」が好きなのか
写真の食中毒
絶対に撮ってはいけないもの
二度見ても撮りたいものを撮る
「バエ」には種類がある
学ぶ人の「スパイラル理論」
写真をどれだけ長く見られるか
「愛した記憶の化石」〔ほか〕
著者等紹介
ワタナベアニ[ワタナベアニ]
1964年横浜生まれ。写真家・アートディレクター。広告プロダクション、株式会社ライトパブリシティ勤務を経て、1999年に独立。2006年より写真家としての活動を本格的にスタート。雑誌・広告・ファッションカタログ、国内外での写真展などを中心に活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コンチャン
12
カメラマンになりたい、ということはどういうことなのかを対話形式でわかりやすく説明された一冊でした。スマホがあればだれでも写真が気軽に撮れる時代だからこそ、安直に考えがちな部分にしっかりメスを入れてくれてます。所々で笑いも含ませながら、退屈させない作りになっていたと思います。2024/02/15
梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」
10
▼著者はカメラマンに「こんな写真を撮って」と指示する立場のアートディレクターをしていたが、40歳を過ぎて写真家に立場を転じた人。▼この本は写真のテクニックを解説した実用書にはあらず、「写真」の良し悪しについて対話形式で書かれている小説のような本だ。▼「自分が好きなものは、好きなように撮って構わない」「技術は表現の中のほんの8%」だと語る。また「写真は文学だ」と述べ、小説など本を読むことの大切さを語る。▼「いい写真」とは何か、について深く掘り下げている。スマホで写真を撮るのが好きな貴方におすすめしたい。 2024/04/12
しょうご
5
コロナ禍での給付金で購入したカメラで写真を撮るのがどんどん楽しくなっています。 これからどのように楽しんでいけば良いのかの道筋を示してくれました。 タイトルは何とも逆説的です。 確かにわざわざ撮りたくないものを撮る必要はありません。 他人からの評価を気にすることなく、自分が撮りたいものを撮っていけば自然とそれは個性になるのだと感じました。 対談形式で書かれており、読み物としても面白かったです。2024/02/11
さもっか|ミステリー小説読書連続365日達成!
3
本格的に写真に向き合おうと思って読み始めた一冊。職業としているカメラマンと写真に興味を持ち始めた若者の、対話式で進められるストーリー。同じように写真を始めようとYouTubeなどでスキルを磨こうと思っている人に、根本から叩きのめされる最強のバイブルとなりました。2024/02/05
Kaz O
0
【Amazon.co.jp 限定】って書いてあるけど違うとこで買いました。 良書。とてもいい本。 写真の仕事でいま行き詰まってる自分にとって、いいヒントになった。 もっと写真と向き合う必要性を感じた。 高い機材を買い集めてセミプロっぽく自称してる、金余ってるヒマ人どもがここ10年ぐらい繁殖してる傾向にあるが、現行品のカメラなら何でもいい。『いい写真』と『高い機材』は関係がない。 jpeg撮って出しを誇らしげにしてる人もいるが、マジでどうでもいい。 アマ、プロ問わず、写真好きはみんなこれ読んだらいい。2024/03/30